科捜研の真野(錦戸)のもとに、捜査一課の刑事・虎丸(船越英一郎)から鑑定依頼が届く。黒鷹山の山道付近で殺害遺体が発見されたのだ。
被害者は、スナックに勤める海東奈津美(滝沢沙織)。死因は頭部を強打されたことによる脳挫傷で、死後3日が経過していた。また、遺体の周辺からは被害者とは違う人物の毛髪が見つかっていた。
毛髪のDNA鑑定を行ったノンナ(新木優子)は、それが18年前に誘拐され、そのまま行方不明になっている幼児のものであることを知る。
18年前に起きた「鶴竹町幼児誘拐事件」は、スーパーで買い物中の母親・島本彩花(矢田亜希子)が目を離した隙に、娘・優ちゃんが誘拐された事件だった。
彩花と父親の彰(山中聡)は、誘拐犯からの指示に従って身代金を届けた。だが、優ちゃんがいるというコテージにはその姿はなく、代わりに誘拐犯と思われる暴力団の準構成員・神崎徹(石垣佑磨)の遺体があったのだ。
彩花たちはそこで初めて警察に通報したが、結局優ちゃんは行方不明のまま。身代金も消え、神崎を殺した人物の正体も分かっていなかった。
虎丸は、今も娘の行方を探して街頭でビラ配りをしている彩花たちに事情を伝え、協力を要請。そんな折、遺体で見つかった奈津美が、18年前に鶴竹町に住んでいたことが判明する。
一方、真野は翌日が休日だというノンナに、予定がないなら付き合ってほしい、と声をかけ…。
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