瀬戸康史「これだけ萬平さんが好きなので少しぐらい役に立ちたい」<まんぷく>

2019/02/02 08:15 配信

ドラマ インタビュー

連続テレビ小説「まんぷく」(NHK総合)で、神部茂を演じる瀬戸康史(C)NHK

NHK総合ほかで放送中の連続テレビ小説「まんぷく」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか)に出演中の瀬戸康史。福子(安藤サクラ)とその夫・萬平(長谷川博己)の成功物語を描く本作で、戦争で家も母も失い、天涯孤独となり、ヤケになって盗みに入った家で、福子と萬平夫婦に出会ってからは、名門大学を卒業した秀才っぷりを発揮し、萬平の事業を支えるため尽力してきた神部を演じている。

神部は萬平に対し過多な敬愛の姿勢を見せるが、瀬戸はそのことを「自分が一番に萬平さんと出会い助けられたという恩があるので、責任を持って仕事しなきゃいけないという思いがあります。それで塩軍団の一員の中でも周りが見えていないリーダーみたいになっていきました」と語り、「同世代の男たちが集まっているので、そこではいろいろとぶつかることもあり、神部としても気づくこともあったと思います。頭ごなしにいろいろ言うのではなく、少し視野を広げて相手のことを思って行動しなきゃいけないと考え始めたり、神部の成長した部分だと思います」と振り返る。

製塩、ダネイホンの開発を経て立派な男に成長した神部は、福子のめい・タカ(岸井ゆきの)と結婚し、夫としてどういう男になっていくのかにも注目が集まるが、瀬戸は「神部は本当にすぐに周りが見えなくなってしまうので、結婚前に東京でダネイホンを販売するにあたり、美代(藤本泉)ちゃんという子が登場しますが、タカちゃんが好き過ぎて美代ちゃんからの好意に気づきません。神部以外の周りはみんな気づいているのに(笑)」と語り、

タカちゃんと結婚してからも『萬平さん、どないしてるんやろ』と萬平さんのことしか考えられなくなってしまいます。そういう鈍感な部分が、人間味があるというか、神部のかわいらしいところだとは思います」と神部の魅力を分析する。

また、印象深いシーンについては、「塩軍団が釣りをしながらみんなでお互いにこれまで生きてきたことを話す、あの夕暮れのシーンはすごく好きですね。等身大の若者たちが、でこぼこしているけれどもひとつにまとまっている感じが『青春やな』ってすごく感じました」とコメント。

そして、「やっぱり塩軍団との思い出がまだ心に残っていて、解散のときには本当に悲しかったです。ようやく慣れてきましたが、今もぽっかり穴が空いたような感じがしますね。いつもリハーサル室に塩軍団がいたんですが、今はそこには誰もいない。この前一人でリハーサル室にいるとき『こんなに広かったんだ…』としみじみ思いました」と淋しげに語った。

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