栗山演出の舞台については、2年前の『デスノート』を観劇したと話し、「原作漫画があって、それが映画にもドラマにもなったものをミュージカルにするのはすごくエネルギーがいること。でも、見ていてまったく飽きのこない舞台で面白かったし、その方に演出していただけることを光栄に思っています」と。実は、年末の『ジャニーズカウントダウン』に出演した際、「東山(紀之)さんから、“栗山さんの舞台やるんだって? 栗山さんについて行けば大丈夫だから”ってお言葉をいただいたんです。舞台に出演することを知っていただいてすごく嬉しかったです」と先輩からの励ましに思わずテンションも上がったと笑顔。もともと、漫画「はじめの一歩」が好きだという薮は、ボクシングのイメージを「どんどん減量していくと、感覚が研ぎ澄まされていくスポーツだと。恥ずかしながら、漫画の知識ですが…」と話し、自らも舞台に向けてトレーニングを重ね、「きついのはきついけど、その先に何か得られるものがあると思います」と食事制限も取り入れているという。
「炭水化物や脂身を控えて、自分ができる限りのことはやっています」と、大好きな脂ギトギト系のとんこつラーメンも「この舞台が終わるまでは控えます!」と宣言。Hey! Say! JUMPのメンバーは、「僕が節制しているのを知っているので、ご飯に全然誘ってくれなくなりました(笑)。でも、山田(涼介)からは“薮ちゃん、舞台が終わったら何食べたい?”って言われたんで、“お寿司食べたい”って言ったら、“絶対、連れて行く”って言ってくれて。それを励みに、おいしいお寿司が待っていると思えば、全然大したことないですし、僕の食生活に刺激を受けてくれるメンバーもいます。知念(侑李)くんは“宏太、ササミしか食べちゃダメだよ”って、一緒にササミを食べてくれたり。この前までコンサートツアーをやっていたんですが、そのケータリングに白米と玄米も加えてくださるなど配慮していただいたんです。だんだん玄米の減りが早くなっているのにはびっくりしました。みんなが一緒にやってくれるのは心強いですね。Hey! Say! JUMPは優しい子が多いんだなって、すごくほっこりした気分になりました」とメンバー愛あふれるエピソードが飛び出した。そんなメンバーが各分野で活躍することについては、「メンバーの出ているバラエティー番組やドラマはもちろん、舞台も観に行くんですが、自分があの役を演じたら、あの場所に立ったらどうやるんだろうと、勉強させてもらっています」と、常に刺激を受けているよう。
また、ヒロインを演じる共演者・北乃きいの印象は「すごく礼儀正しい女優さん。YouTubeで彼女が歌っている番組を見てすごく声がきれいで素敵だなって思いました」と話し、母親役の安蘭けいを「本当にこんなきれいな方が僕のお母さん役でいいのかなって。演劇界でもミュージカル界でも大先輩なので、教えてほしいことがたくさんあります」と話した。自分の母親について話が及ぶと「細かいですね。あんまり言うと、怒られそうですが、子供の頃はお風呂に最後に入った人は、カビが生えないよう、“水滴を全部ふいてから出なさい”とか、“背筋をピンとのばしてご飯を食べなさい”って言われたし、背もたれによりかかっていると”剣山をいれるわよ“って…冗談ですけどね(笑)。でも、今も食事をしているとその言葉を思い出します」と苦笑い。
さらに、ジャニーズJr.でTravis Japanの七五三掛龍也との共演については「七五三掛くんは僕がJr.だった頃よりも歴も長いし、いろんな経験をしているグループなので、この舞台でもいろんなことを吸収して、Travis Japanがもっと大きなグループになってほしいですね」と、後輩を思う気持ちを明かした。また、以前、ドラマ『犬神家の一族』で共演した生瀬勝久から大阪のお店をたくさん教えてもらったそうで、「七五三掛くんを連れて行きたいと思います!」と自らは食事制限中にも関わらず、愛情あふれるコメントも。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)