――先輩・後輩の関係を超えた仲の良さが伝わってきました。
年齢を感じさせない二人の関係はすてきですよね。
大体、自分の腕の見せどころだと力を入れると失敗することが多いんですけど(笑)、今回の作品では悠輔とのシーンはもちろん、美雪を交えた3人でワチャワチャやっている感じがとても自然でした。
和気あいあいとした現場で居心地が良かったです。
――ワチャワチャしているシーンは脚本通りなんですか?
もちろん脚本がしっかりあるというのが前提ですけど、美雪たちと楽しくしゃべっているシーンでは、ちょっとこじらせた芝居をしました(笑)。
普段あまり怒らない悠輔が美雪のことになるとプリプリしているところに、何の事情も知らない岩永が変に絡んだりする。
あの展開は個人的に好きです。ちょっと前まで、100万円のことで悩んでいたはずなのに、意外と立ち直りが早かったりして。100万円も割とすんなり受け取ったし(笑)。
演じていて楽しかったので、本音を言うともうちょっと出たかったです。少しずつ距離が縮まっていく悠輔と美雪にもっと絡みたかった(笑)。
――共演した登坂広臣さんと中条あやみさんの印象は?
登坂くんは、すごく映画が好きなんだなと感じました。役についてもいろいろ考えていましたね。悩んだり、壁にぶつかったりしたこともあったと思います。でも、僕が面白がってこじらせた芝居をしても、ちゃんと受け入れてくれました。
スルーされたり、困られたりしちゃうと、やらなきゃ良かったかなって思ったりすることもあるんですけど(笑)、登坂くんは劇中のキャラクターとしてしっかり受け止めてくれるので楽しかったです。
中条さんとは、そんなに一緒のシーンがなかったんですけど、完成した作品を見た時にあまりにも美しくてびっくり。あらためて、女優さんはすごいなと思いました。
とにかく、現場の雰囲気がとても良かったので、登坂くんも中条さんもよく笑っていましたね。スタッフの皆さんがフィンランドでロケしてきたということもあって、現場の時間がゆったりしていました。
いいものをしっかり、ゆっくり、じっくり撮ろうという空気感は気持ち良かったです。
――浜野さんはフィンランドロケに参加されていませんが、放送中の連続ドラマ「面白南極料理人」(BSテレ東)も南極が舞台ということで、2019年は寒い土地に縁がありますね。
美雪はオーロラを見るためにフィンランドまで行っていますけど「面白南極料理人」の登場人物たちは毎日見ていますから(笑)。決して珍しくないし、それよりもラーメンの方が大事という状況。全く違うテイストの作品です。言われてみれば、確かに2019年のスタートは寒いところづいていますね(笑)。
――フィンランドに行きたかったですか?
行きたかったです。岩永が付いて来ちゃったっていうオチもアリだったかも。きっと、美雪を追い掛けてきた悠輔に「先輩、何やってるんですか」って怒られるでしょうね(笑)。
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