林修、現代日本の学校教育への提言に反響多数「先生の“定額働かせ放題”招いている」<初耳学>

2019/02/05 18:00 配信

バラエティー

林修と“初耳コンシェルジュ”役の大政絢

2月3日放送の「林先生が驚く 初耳学!」(TBS系)で、現代日本の教育現場が抱える大問題について林修が講義。独自の視点から、まったく新しい授業スタイルを提言しスタジオゲスト陣を驚かせた。

林修「先生の“定額働かせ放題”招いてる」


今回林がピックアップしたのは、「AERA」2018年12月10日号に掲載された『親と先生682人の本音』という記事。林が記事から「親と先生の9割が『学校は不自由』と回答していた」というトピックを紹介すると、スタジオゲスト陣は「9割って…みんなじゃん」(澤部佑)と、そろって絶句した。

中でも公立小中学校の教員が置かれた厳しい現実にスポットが当てられた。

公表されているデータによると、小中学校の教員の平均労働時間は「1日約13時間」(2016年連合総研調べ)で、日本の平均的な労働者の平均労働時間「1日約9時間」(2017年9月マクロミル調べ)よりも4時間も長いという。

さらに林は、給与面も「一般の企業では考えられない状況」であり「ブラック企業そのもの」だと指摘。その根拠として1972年施行の「給特法」という法律を紹介し、この法律によって公立学校の教員は「月額給料の4%相当を支給するかわりに、時間外勤務・休日勤務手当などの支給は行わない」と定められている、と説明した。

こうした衝撃の実態を踏まえ、林は「AERA編集部の方に伺うと、その法律が『先生の定額働かせ放題』を招いている」「現実としては多くの先生が日々の業務をこなすのに精いっぱいで、状況を変えようと考える余裕もないというのが現実のようです」と慮った。

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