――では、2018年6月にピョートル・ヤンに敗れて以降、取り組んできたことは、技術的なことよりメンタル中心ですか?
ほとんどメンタルですね。心のケアとモチベーションバック。実際、心が充実してきたら、これまでできなかったことが、できたりするようにもなりました。やっぱり、心・技・体ですね。心に豊かさがないと、自分の可能性すら止めてしまう。今は心がケアできたからこそ、闘いにも戻ってこれたと思ってます。
――ピョートル・ヤン戦のあとは、「自分を信じきれなかった」というコメントもありました。
信じきれなかったですし、自分と向き合えてもなかったですね。一生懸命やってきたんですが、ただ一生懸命やってた“だけ”という感じで…。
アメリカに行って、すごくいい環境で、毎日全力を出しきるっていう練習ができていたけれど、心のどこかでストレス感じてて、自分の世界が小さくなっていた。だから前回、初めてKO負けしたあと、思い切って5カ月間格闘技から離れたんですよ。
その間、必死で遊びまくりました。そうしたら心に余裕ができて、見えなかったものも見えてきた。連敗したあとに遊んでる僕を見て、「夜叉坊、なにやっとんねん。あいつ終わったな」と思った人もいるかも知れないですが、僕はなりたい自分になるために、必要な過程だったと思っています。
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