戸塚純貴が、放送中の金曜ナイトドラマ「私のおじさん~WATAOJI~」(毎週金曜夜11:15-0:15ほか、テレビ朝日系)に、バラエティー番組の若手アシスタントディレクター(AD)・九条隼人役で出演している。
本作は、岡田結実演じる新人ADの一ノ瀬ひかりが、遠藤憲一演じる妖精を名乗るおじさんから時には毒づかれ、時には励まされながら過酷な仕事に、日々取り組んでいくお仕事コメディー。
戸塚にインタビューを行い、現場の雰囲気や作品への思い、共演者についてまでたっぷりと語ってもらった。
――ドラマへの出演が決定した際の気持ちを聞かせてください。
このドラマは、表で活躍する人ではなく、裏方として頑張っている番組制作スタッフにスポット当てている作品なので、すごく新鮮で、面白い作品作りが出来るだろうととてもワクワクしました。
バラエティー番組のADは初めて演じるので、2019年の年が明けて気持ちも新たにドラマに臨みたいと思いました。
――九条隼人は“今どきの若い子”という印象が強いですね。
そうですね。九条はSNS好きで、仕事とプライベートをちゃんと区別して生きる“今どき”という言葉が当てはまる役です。
役のお話をドラマのプロデューサーとしていて若手のADの子に仕事を頼んだ時に、映画を見に行くからという理由で断られたことがあると聞いて、衝撃を受けました(笑)。
ドラマの中の誇張されたキャラクターじゃなくて、現実としてそういう子が増えているんだなと感じました。
九条は、必要以上の仕事はせずにプライベートも大切にしてるんですけど、別に仕事をおろそかにしているわけでも迷惑を掛けているわけでもないという働き方改革を盾に生きてます。
これまでは敬遠されがちだった考え方も新たな考え方として、感じるものがありました。そんな九条の“人間っぽさ”も魅力の一つです。
――演じる上でどのような点を意識しましたか?
やはり撮影現場でのカンペを持ったりなどADとしての細かい所作は意識しています。
ADという仕事の知識は限りなくゼロに近く、知り合いのADから話を聞いたり、現場では青木(さやか)さんが、バラエティー番組によく出演されていらっしゃったので、アドバイスをもらったりもしました。
実際のドラマ撮影チーム、キャストスタッフみんなで話し合いながらバラエティー現場を作り上げています。
九条のような仕事に対するスタンスの人が実際にはいて、これも新しい仕事への向き合い方の一つとして見ている方が発見だったり、何か考えるきっかけになってほしいと思います。
――戸塚さんはバラエティー番組への出演経験はありますか?
僕はバラエティー番組にはほとんど出演したことがないので、バラエティー番組のスタッフというのがどのようなものか、ほとんどピンとこなかったですね。なので、作品のために勉強しました。
――似ていると思う部分や共感できる部分はありますか?
九条は、いわゆる“たいこ持ち”なところがあって、先輩とか上司には好かれる役だと思います。ただ後輩の面倒を見るということはあまりしないです。
僕も先輩方といる時間がすごく好きですし、後輩への接し方があまり分からないので、自分と通づるものがあるかもしれません。
今の現場も岡田さん以外だと、みんな自分より先輩なのですごく楽しいです。
あと、なんだかんだ言って、今やっている自分の仕事が好きだというところです。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)