要潤、壇蜜演じる奔放なモデルと忠彦の関係に「『何を心配してんの?』という感じだと思う」<まんぷく>

2019/02/05 08:20 配信

ドラマ インタビュー

連続テレビ小説「まんぷく」(NHK総合)で、香田忠彦を演じる要潤(C)NHK

NHK総合ほかで放送中の連続テレビ小説「まんぷく」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか)に出演中の要潤。福子(安藤サクラ)とその夫・萬平(長谷川博己)の成功物語を描く本作で、福子の姉・克子(松下奈緒)の夫・香田忠彦を演じている。

最初は売れない貧乏画家で克子の母・鈴(松坂慶子)にも認められていなかったが、今では売れっ子の画家となった忠彦について要は、「かなり変わりました。やはり忠彦自身の成長を感じますね。リアルな父親像を含め、戦争を体験したということも大きいと思います」と語り、「それまでは寡黙で画家らしいというか、家族のことよりも芸術のことを考えるタイプでしたが、戦争を経験して命の尊さを感じ、生還できたたくましさも加わって、気持ちの中で家族への比重が大きくなっていったのかなと思います」と分析する。

そして、「タカ(岸井ゆきの)に対しては、年頃になっていくにつれて父親としてすごく心配が大きくなっていったのでしょう。自分の手から離れていくのが寂しい、という思いが強かったのだと思います。また、目の負傷の影響ももちろんあるのでしょう。赤と緑の色の区別がつかなくなって、この先、絵が描けるかどうかという問題を抱えましたが、その壁を乗り越えてそれを自分の絵に生かしていこうとまた絵筆をとった。この心境については想像を絶するほどの挫折と苦悩があったと思います。まさにお先真っ暗という状態を打開していく原動力となったのは、家族の存在がすごく大きかったのだと思います」としみじみ語った。

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