――ヤクザを演じられましたが?
東映作品のヤクザということでプレッシャーはありました。元々、アウトローな作品が大好きでプライベートでも見たりするので、ヤクザというものを演じられるうれしさがある反面、原作ファンの期待に応えられるだろうかという不安もありました。
――どのように役作りをされましたか?
任侠映画だったり、YouTubeでリアルな動画などを見て、立ち姿だったり声色だったりを研究しました。あとは、原作を読み込んで役を作っていきました。
また、リョウは3人の中で二番目というポジションだったので、落ち着き過ぎず元気が良過ぎないよう他の二人の間をとったいいバランス感を持って演じることを心掛けました。
リョウは3人の中で一番クールでカッコつけてもいい役だとも思いましたので、そこは一番意識した部分でもあります。
――リョウの見た目が松田るかさんに変貌したわけですが?
こんなにきれいになったなら整形したのも間違いじゃなかったんじゃないかって思いました(笑)。
リョウのクールさは整形後も残っているということを考えると、そういった涼しげな部分が松田さんにあると思うので、ぴったりだったと思います。
――松田さんとどのように役をすり合わせたのですか?
セリフの言い回しや、たばこを持つ手、吸い方、歩き方、芝居中の目の流し方などを、その都度互いに確認しながら演じるという感じでした。
――出来上がった作品を見て、松田さんのリョウ(マリ)はいかがでしたか?
原作の色を壊さず作品の中の重要なピースとして役割を担ってくれたなと思いました。また、アイドルとしてかわいくありながらも、その中にある葛藤も表現されていて、本当に大変だったろうなとも。
――最も苦労したシーンは?
やはり最後のアクションですね。人数が多く密な空間だったので、途中で酸欠になって頭が痛くなる瞬間があったほどなので。一方で、そこまで役に入り込めていたんだというのを感じることができたシーンでもありました。
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