伊藤アルフ、ミュージカル「タイム・フライズ」でチェ・ゲバラに心酔する学生を演じる

2019/02/07 14:59 配信

芸能一般

伊藤アルフ


――4月1日(月)、2日(火)に控えるブロードウェイミュージカル「big the musical」は、突然大人になった子どもをめぐるロマンチック・コメディー。これは再演ですね。

伊藤:2018年の4月が初演だから1年ぶり。こちらの作品自体は、ご存知の方が多いですよね。僕も若い頃に映画を見た記憶があります。

早く大人になりたいと願っていた子どもが、ある朝起きたら大人になっていたことから始まる物語。僕は大人になった主人公が就職する先のライバル、ポール役です。主人公と敵対する役で、これはなかなか特徴的。

――どちらかというと、見る人から嫌われる役でしょうか。

伊藤:そうですね。嫌われ役ですけども、最終的には嫌われないように演じていましたね。どういうところで愛されるようにしようかなと考えながら。

セリフではそう描かれていないので、自分の中でドラマを作ったりして。もう1人、嫌われそうなワトソンという役の人といろいろ話し合って、お茶目なところを出そうとしたり。

「タイム・フライズ」の中丸もそうなんですけど、ポールという役もちょっと変わってるんですよね。なんか普通じゃない。ポールは悪い人なんですけど、でもどこか変わってるから、最終的に憎めないんじゃないかなと思う。

この役は特に下調べすることもなく、自然と出来た感じがあります。あまり意地悪な役も演じてこなかったんですけど、すっとできましたね。

稽古に入るのはこれからですが、再演でまた違った「ビッグ」になるんじゃないかなと思っています。演出も変わるだろうし、そこに身を委ねると自然と変わっていくんじゃないかと。

音楽も同じ楽曲を使うわけですが、ダンスナンバーの振り付けとか、セットが変わることで違ってくる部分もあるでしょうし、あとはどこかで僕自身が見つけていかなきゃいけないですよね。新しい、自分なりのポールという役柄を。

難しいことではありますが、「うんと意地悪になれたらいいかな」と思います。前回よりも。でも愛される、そういうところが出せたらいいですね。今回のテーマにしたいなと思っています。

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