――子供の頃から読書がお好きということですが、好きなジャンルはやはりミステリーですか?
ミステリーはお仕事で原作を読むようになってからですね(笑)。やっぱり子供の頃はファンタジー作品が好きでした。最初は図書館にある児童書の名作を読んでいて、高学年になると星新一さんの作品、高校生くらいになると吉本ばななさん、宮部みゆきさんといった女性作家さんの作品を多く読んでいました。お仕事でミステリーに触れるようになってからは、山村美紗先生の作品などたくさん読ませていただきました。
――読書の頻度、本を選ぶポイントは?
“隙あらば”という感じで、週に一冊は読んでいますね。選ぶポイントはいろいろで、好きな作家さんを追い掛けて読むパターンもありますし、本屋さんで平積みされている物を手に取ってみたり、ネットショップのお薦めで出てくる物を買ったり。お仕事に関する場合もあって、原作を読んだり、時代劇だった場合はその時代の時代小説を読んだりと、ジャンルを問わず読んでいます。
――やはり子供の頃から読書で養われた想像力が現在のお仕事に影響しているんでしょうか?
そうかもしれません。以前、泉ピン子さんが「何でもいいからいろんな物を読んで、いろんな作品を見なさい。そうすればいつか分かるから」と教えてくださって、いつ何が分かるかはおっしゃらなかったのですが、それが“女優”というお仕事の一助になるものだと思うので、これからお芝居を目指す方にはいろいろな本を読んでもらいたいなと思いますね。ぜひこの番組を見て、「こんな作品もあるんだ」と手に取る参考にしていただければ(笑)
――番組ではミステリー作品の舞台を旅していますが、旅はお好きですか?
旅行は大好きです! ずっと国内派だったのですが、この間番組のロケでハンガリー、チュコ、オーストリアに行って海外もいいなって(笑)。初めて東ヨーロッパに行ったのですが、ハンガリーは素朴なかわいらしい街で、チェコのプラハはメルヘンの世界に迷い込んだような気持ちになりました。オーストリアは(他の2国と比べて)少し都会的で、オーケストラが聴きたくなったりとすごく楽しかったんです。
――これまでの旅行先で、お薦めのスポットを教えてください!
この間行かせていただいた秋田の後生掛温泉はよかったですよ。お湯がすごく良くて、宿の方も親切で。秘湯なのでちょっと行くのが大変かもしれませんが、行く価値はあります!
――普段のオフの日はどのように過ごされていますか?
お家でのんびりしながらご飯を作って、本を読んで、テレビを見て…ゴロゴロしていますね。出掛けるとしたら、姉とランチをしてお買い物をする感じですね。以前、姉と百貨店でお買い物をしている時に、ふと振り返るとお店のガラスの向こうにたくさんの方が集まっていてお店から出られなくなってしまったことがありました(笑)
――最後に視聴者の方にメッセージをお願いします!
特にミステリー好きの方には幾通りの楽しみ方がありますので、本を読んでから番組を見るもよし、番組を見てから本を読むのもよし、ぜひサービスに加入していただいて本の魅力に触れていただければと思います!
なかやま・しのぶ●1973年1月18日生まれ、東京都出身。女優として、映画『さよなら夏休み』や、森村誠一サスペンス『刑事の証明7』といったドラマ作品に出演。
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