日本テレビ系で放送中の報道番組「NEWS ZERO」の写真展が、10月20日より銀座・リコー フォトギャラリーで開催中。今回の開催に当たり、番組でキャスターを勤める関西学院大学教授・村尾信尚氏、バイオリニスト・宮本笑里、鈴江奈々アナ、松尾英里子アナ、写真家の大村克巳氏が囲み取材に応じた。
「ZERO写真展2010 KATSUMI OMURA」と題された今回の写真展では、「時の標本箱」をコンセプトに、番組キャスターをはじめ、番組にゲスト出演した北野武や福山雅治、氷室京介ら著名人を被写体にした作品が並ぶ。同番組が写真展を開催するのは、'09年4月以来、2度目となる。
大村氏は「当初は、写真展のために作品を撮ったわけではなくて、写真展ができるかは分からないけれど、過ぎ去ったものをもう1度撮ることはできないということで、(作品を)撮り始めたんです」と、作品について明かした。続けて、「それから1年半が経って、写真展をやるぞとなった時に、(写真を選ぶ作業が)チョウを選んで箱に入れてるようなイメージがあったんです。時間とか思い出とか、そういったものを写真は表現しているということで、『時の標本箱』をコンセプトにしました」と、今回のコンセプトに至った経緯を説明した。
また、メーンキャスターの村尾氏は「番組スタッフ一同が『世の中を良くしたい。特に若い世代の人に今、日本で何が起こっているのかを(番組を通して)伝えたい』という情熱を持ってるんです。それがわたしの『NEWS ZERO』の原点でもありましたから、大村さんの写真を通じてそれが伝われば、本当にありがたいと思います」と、写真展への思いを語った。
同じくキャスターを務める宮本は「写真を見させていただいて、大村さんの写真に写っている、明るい情熱的な部分と、どこか影のある不思議な香りがする部分に、とても興味がひかれています。ぜひたくさんの方に見ていただけたらと思っております」と、来場者へメッセージを送った。
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