――トラさんの魅力はどんなところだと思いますか?
どんな時も明るいところ。「まぁ、そんな時もあるよね」みたいな感じがいいなって。何が起きても「大丈夫!」って思える前向きな姿勢もすてきですし、笑顔でいられることが大切だと考えられる生き方が格好いいなと思います。
――撮影中のエピソードで印象に残っていることは?
猫役なので、高い場所での撮影が多かったんです。すべり台の上や丘の上とか。そういうところで足をぶらぶらさせながらお芝居するのは怖かったです。
――“猫目線”から見た人間の世界は、どう映っていましたか?
自分もそうですけど、どうしてもネガティブだったり、マイナスな意見、自分にとってうれしくないことの方が気になってしまうというか、スポットを当ててしまう傾向があるのかなと。
それは、いろんな人間関係が絡むからそうなってしまうのかなと思っています。
もしかしたら猫同士でも似たようなことがあるのかもしれないですけど、人間よりも複雑じゃないような気がします。自分の考え方や捉え方次第で変えることができるはずなのに違うところばかり見ていたんだなって。
猫を演じて、もっと大切なものがあるはずだということを気付かされました。
――あらためて、本作の魅力は?
とても泣ける物語なので、見終わった後にデトックスできます。見る前と見た後では全然違う自分になっているような感じ。
いろんなことに気付かされますし、こんなことを大切にしたい、あんなことをやってみたいと前向きな気持ちになれると思います。幅広い世代の方たちに見ていただけたらうれしいです。
――ホワイテストは、他に過ごす場所があるはずだと言って、トラさんを家族の元に返そうとしますけど、飯豊さんにとってくつろげる場所はどこですか?
やっぱり、家ですね。どうしても一歩外に出ちゃうと、人に見られているという意識があるのでなかなか気が休まりません。だから、家に帰るとホッとします。
――家では、どんなことをしているんですか?
音楽を聴いたり、本を読んだり。たまに、ご飯を作っていると「あぁ、今は余裕があるな」って思えるので好きです(笑)。
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