ジョン・カビラ&高島彩、“第91回アカデミー賞”は「究極の予告編として楽しむことができる」

2019/02/22 08:00 配信

映画 インタビュー

「アカデミー賞授賞式」をWOWOWが独占生中継! 放送に先駆け、案内役のジョン・カビラ(写真中)、高島彩(右)と現地リポーターのすみれ(左)がインタビューに答えた

「アカデミー賞は究極の予告編」(カビラ)


――日本の「万引き家族」(外国語映画賞)と「未来のミライ」(長編アニメーション賞)もノミネートされています。

高島:先日、テニスの大坂なおみ選手が世界一になったように、日本人や日本の作品が世界の大舞台にいることに驚かなくなってきたのがうれしいです。今回はライバルが強くてどうなるか分かりませんが、何か起きるかもしれないので、その瞬間を伝えられたらこんなにうれしいことはありません。期待を持って当日を迎えたいと思います。

カビラ:「おくりびと」(第81回アカデミー賞 外国語映画賞受賞)の興奮がよみがえるってことですね! 「万引き家族」は、是枝裕和監督の力量や、安藤サクラさんとリリー・フランキーさんの演技に胸打つものがあったし、それが国境や言葉を越えて評価されるっていうのはうれしいですよね。

「未来のミライ」も評価されているんだけど「スパイダーマン:スパイダーバース」も強い!

――現地に立つすみれさんですが、意気込みを聞かせてください。

すみれ:ノミニーのファッションが楽しみですね。特にガガは注目すべきだと思います。あと、レッドカーペットは向こうのスタッフさんや取材陣がいっぱいで本当にカオスなので(笑)、頑張ります。

――視聴者の皆さんにどのように楽しんでもらいたいですか?

高島:先に日本で公開されていたり、Netflixで配信されている作品が多いので、映画を見てからアカデミー賞を楽しめると思うんですよね。自分だけの予想をたてて見るのも楽しいので、良かったらノミネート作品を見てからアカデミー賞をご覧いただきたいと思います。

カビラ:なかなかシアターに足を運べない方にも、アカデミー賞は究極の予告編として楽しむこともできるし、作品を見ていれば授賞式にツッコミを入れられると思います。

あとは、スピーチでいろいろな主張がされるでしょうね。日本では芸能界にいる方が政治的なことを言うと物議を醸しますが、それとは違うカルチャーをアメリカは作ってきているので、その最先端を聞くことができますし、気付きもありそうで楽しみにしています。