元SUPER☆GiRLS・宮崎理奈の主演プロデュース公演「不思議の国のカンタータ」が、2月13日より東京・渋谷のCBGKシブゲキ!!にて開幕。初日公演に先立って、ゲネプロと記者会見が行われた。
宮崎ほか、元SUPER☆GiRLSの渡邉ひかる、元PASSPO☆の増井みお、元乙女新党の其原有沙たちアイドル出身がメインキャストを固め、9nineの吉井香奈恵も特別出演。さらに、秋元康プロデュースの劇団4ドル50セントから本西彩希帆も参加している。
会見に立った宮崎は、演劇とライブの2部構成で送る「カンタータ」の世界を「プチTOKYO IDOL FESTIVAL」と表現。これまで女優とアイドルを両立させていたが、今年1月のグループ卒業後は「アイドルからの脱却を自分の課題に」と話し、「それでもアイドルだったことに誇りを持っているので、アイドルにしかできない新しいエンターテインメントを、アイドルの仲間たちと作りたかった」と、この舞台プロデュースに注ぐ強い気持ちを言葉にした。
SUPER☆GiRLSとライバルであったPASSPO☆出身の増井は、「負けたくない?」と記者から水を向けられると、「負けたくないっすねー!(笑)」と笑顔を見せながらも意気込みを表し、9nineの吉井は「9nineの活動の時とは違う、フリフリで華やかな衣装を着られるのも個人的にはすごく嬉しい」と、ライブパートで着る衣装に笑みをこぼしていた。
劇団4ドル50セントからの本西は、芝居、歌、ダンスをこなすアイドルのすごさに驚くことばかりだったようで、最初はマイクを持ちながらのダンスに苦戦したことを告白。「私、持ち手の内側に手を通しちゃって(手がぶつかる)。みやり(宮崎)さんに聞いたら、こうだよって。すごいって思いました」。そんな本西に宮崎は、「彩希帆ちゃん、持ち方がタモさんなんですよ。それじゃ声を拾わないよって、一番最初に教えました(笑)」と、稽古での出来事を振り返った。
さらに、宮崎は2部のライブパートについて、「実は演劇とライブは物語で繋がっていて、歌詞にはアイドルグループが抱える卒業や加入、解散とかの困難も現れています。でも、サウンドはすごく明るく、アイドルの楽曲とは違う、演劇で作られた唯一無二の音楽になっているんです」と、自信を覗かせた。宮崎が語ったこのアイドルグループのドラマは、ライブパートへ移る中で語られることになる。
「不思議の国のカンタータ」は、2月17日(日)まで上演。15日(金)には25歳の誕生日を迎える渡邉ひかるの生誕祭が模様される。
取材・文:鈴木康道
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