平井堅が、世界的アーティストと共演するスペシャルライブ「WOW FES! presents The Miracle of Music Ken Hirai with Roberta Flack and Raul Midon」が10月26日(火)、27日(水)の2日間にわたり、東京・日本武道館で開催。その中から26日の公演の模様を、WOWOWで同日に生中継で放送することが決定した。
共演は、名曲「Killing me softly with his song(やさしく歌って)」など、多数のヒット曲で知られるR&B・ソウルのクイーン、ロバータ・フラックと、新進気鋭のアーティストでありながら、ジェイソン・ムラーツなどそうそうたるミュージシャンたちとコラボレーションを実現させているラウル・ミドン。そのロバータとラウルが、公演を前にその思いを語った。
――2人は今回が初共演ということですが、初対面ですか?
ロバータ「初対面ではありません。アメリカに住んでいて、ラウル・ミドンの存在を知らずにいるというのは、無理なことです。今回、この公演が実現するということが本当に夢のようでした。彼は、わたしがかつてコラボレーションしてきたコラボレーターたちとも素晴らしいコラボレーションをしている素晴らしいアーティストなので、今回の共演をとても楽しみにしています」
ラウル「言葉にできないくらいロバータのことを尊敬しています。僕らの音楽的つながりはとても深いものでして、ロバータさんは僕のフェイバリットシンガーであるダニー・ハサウェイとも共演をしています。そういった人と一緒に共演しているロバータさんと今回、共演できるというのは、僕にとって本当に光栄なこと。『生きた伝説』として、本当に尊敬しています」
――ロバータさんから見たラウルのパフォーマンスの魅力を教えてください。
ロバータ「彼のパフォーマンスはあまりに素晴らしいので、わたしは公演当日泣かないように気を付けなければならないと思っています。ラウル以外にも、オールラウンダーなアーティストはいますが、彼はパフォーマンスのすべてにつながりを持ってやっているユニークな存在だと思います。ミュージシャン的観点ではなく、いちファンとして『彼は素晴らしい』と本音で言えます」
――ラウルさんは、ロバータさんと共演することでどのようなことを期待していますか?
ラウル「ロバータさんのような方と共演できるのは、僕にとって、ご褒美のようなものです。ロバータさんのように自分の音楽をしっかりと持っていて、さらにそれで成功しているアーティストはとても少ない。わたしたち若手ミュージシャンが、こういった昔からいるアーティストから知恵をもらうのは、とても大事なことです。わたしたちは、新しいことを作っていかなければならないけれど、先輩から何か学びとらなければならないと思います」
――もう1人の共演者である平井堅さんについて、どのような印象を持っていますか? また、彼とどんなステージを作っていきたいですか?
ロバータ「平井さんとこういった機会があって、共演できることをとても喜ばしく思っています。ステージでは、平井さんがやりたいと思う曲、彼がエンジョイできる曲をパフォーマンスしていくつもりです。彼は、とても繊細で美しい歌い方で、感情表現のできる、歌に心がある歌手。平井堅さんのような新しいアーティストとこうやって共演できるというのは、とても感慨深く、本当に共演を楽しみにしています」
ラウル「彼の歌は、繊細なだけではなく、とても感情を込めて歌っているのが印象に残りました。彼が加わることで、曲が幅広いものになっていくと思います」
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