甘く危険な元ヤン教師を演じる中村倫也「僕も直球で告白すると思います」

2019/02/17 08:00 配信

ドラマ インタビュー

「大人の男という意味でも、雅志(永山絢斗)と匡平(横浜流星)と違う魅力が出せればいいなと思っています撮影=横山マサト


――ここからは中村さん自身に寄った質問をさせていただきます。山下は高校の社会科の先生ですが、もし中村さんが生徒に教えるとするならば?

フリップ芸的な生物の授業じゃないですかね(笑)。例えば、のみが人間サイズだったら余裕で東京タワーの展望台を飛び越えられるんじゃないかとか、人間と人間以外の生物を同列に考えるのが好きで、そういう話をすれば生物に興味がない人も話を聞いてくれるんじゃないかと思って。

――確かに興味深いです(笑)。

でも、友人と飲んでるときにそういう話をすると、持って10分。その後、進化論の話になってくるので、誰も話についてきてくれません(笑)。

――中村さんがこれまで出会った先生の中で印象的な方はいらっしゃいますか?

小学校5、6年のときに担任していただいた男性の先生ですね。みんなに慕われていた先生で、突然「みんな外に出ろ! 今日はソフトボール大会だ」と言い出したり、ギターを弾いて生徒に歌わせたり(笑)。

そうやって先生がやっていることは滅茶苦茶なんですが、クラスの学力的には高かったんですよね。それが先生の計算だったのかどうかは分かりませんが、僕自身も「遊ぶときはちゃんと遊んで、学ぶときはちゃんと学ぶ」という姿勢を、その先生から教えていただいたと思っています。

――山下が勤務するのは、お世辞にも偏差値がいいとは言えず、自由奔放な生徒が集まっている高校ですが、高校時代の中村さんはどういう生徒でしたか?

いかにふざけながら先生に気に入られるのかを実践していましたね。受験勉強をしたくなかったので、ふざけながらも内申点だけは稼いでおこうと思って(笑)。

今でも連絡を取り合っている当時の仲間はいて、今年の正月も彼らとお酒を飲んだんですが、話をしていてお互いに大人になったんだと思いましたね(笑)。

――では最後にドラマの今後の見どころは?

2月19日(火)放送の第6話では、これまで山下が直接会ったことのなかった雅志や、順子の親友・美和(安達祐実)と接点を持つシーンが出てきます。それによって外側の人間から見た山下の輪郭が浮き彫りになってくると思うので、そういった部分を含めて、今後、順子を巡る男たちのラブバトルがどういう展開を迎えるのか、ぜひ注目してください!

取材・文=馬場英美