岡田将生の爆弾発言に会場騒然!?「僕は詐欺師みたいなもんです」

2010/10/25 17:04 配信

映画

映画「雷桜」の初日舞台あいさつに出席した舞花、岡田将生、蒼井優、廣木隆一監督(写真左から)

映画「雷桜」の初日舞台あいさつが10月22日、都内で行われ、出演者の岡田将生、蒼井優と、廣木隆一監督が登壇した。

同作は、将軍家に生まれた青年と山奥で自由奔放に生きる少女が、身分違いの恋に落ちる恋愛時代劇。徳川家に生まれた斉道(岡田)は、家臣の瀬田(小出恵介)から聞いた“天狗がすむ”といううわさのある瀬田山に向かう。そこで斉道は、山が人々に乱されないように守り続ける雷(蒼井)という少女と出会う。

本作が時代劇初主演となった岡田と蒼井は、クランクインの3カ月前から乗馬、殺陣、所作の練習を積んで撮影に挑んだという。その3カ月を岡田は「蒼井さんとのコミュニケーションがとれて、とても良い環境でできました」と振り返り、蒼井は「2人とも、人見知りだけど、痛い、寒い、つらいっていう三重苦を一緒に乗り越える期間があったからこそ、撮影に入るころにはお互い、気を使わなくても良い関係になってました」と満足げな表情をみせた。

ラブ・ストーリーであり時代劇である本作について廣木監督から「時代劇ということを意識するな」と言われていたという蒼井は「映画を見た人から『途中で時代劇だということを忘れた』と言われました。人を思うということは普遍的なテーマです」とコメントし、岡田も「どの時代の人でも感情は変わらない」と語った。

また、主題歌を担当した舞花が公開初日を祝うため会場に駆け付け、主題歌「心」を披露。生歌を聴くのが初めての岡田は、テンションが上がったらしく「本当、素晴らしい。聴いていて、撮影のこととかを思い出して。とても素晴らしいですね」と大絶賛。すると会場からは笑い声が起こり、岡田は「本当にそう思っているんです…。なのになんで笑われたんだろう? 僕の言い方が悪かったんですね」と肩を落としていた。岡田と蒼井には「違う映画でも共演してほしい」という声が多く飛んでいるそうで、廣木監督は「姉弟で詐欺師っていうのをやりたい」と願望を話すと、岡田は「僕は詐欺師みたいなもんですからね…」といきなりの爆弾発言。会場が騒然とする中、すぐさま「廣木監督に言われると、そうだと思い込んでしまう傾向があるんですよ(笑)」と訂正していた。

19歳のときに原作の小説を読んで以来、作品のファンだったという蒼井は、無事に初日を迎えられた喜びを「公開されることに急に実感がわいてきました。わたしたちが大事に育ててきた“子ども”をよろしくお願いします」と語り、感極まり涙を流した。それにつられ岡田も目頭を熱くするが、男らしく蒼井を「大丈夫、大丈夫」と落ち着かせていた。