アップアップガールズ(仮)「気が付いたら47都道府県ツアーになっていれば」

2019/02/19 19:44 配信

アイドル インタビュー

アップアップガールズ(仮)の古川小夏、関根梓、新井愛瞳、佐保明梨、森咲樹(写真左から)


トリプルA面のニューシングル「アゲノミクス!!/キミロス/阿破乱舞」を2月19日にリリースしたアップアップガールズ(仮)にインタビュー。後編では、2月10日の2019年最初のワンマンで初披露した2曲について、さらに春から控えているツアーに向けての意気込みについて聞いた。

【前編から続く】

失恋ソングだけど、それ以外の意味にも…?


――「キミロス」は「アゲノミクス!!」とは曲調がガラッと変わった失恋ラブソングですね。

森咲樹:歌詞も今までにない感じですけど、ダンスにも力が入っている曲です。今回のダンスのテーマが男らしさで。腰や肩を使った女性らしい感じというよりは、男らしくパキパキ踊るダンスですね。新たな挑戦で、また視野が広がったなって思います。

歌詞に関しては確かに失恋ソングですけど、私は最初に聴いたときに卒業した仙石みなみや佐藤綾乃のことかなと思って。

――確かに“ヘッドフォン”や“君はいない”というフレーズは、それを思わせます。

森:そちらの意味にも失恋にも解釈できる歌詞になってますね。あとは本格的なラップにも挑戦させていただきました。

私はK-POPの女性アーティストさんのラップを聴いて、どうやったらいいんだろうって研究して。EXIDというグループのLEさんが力強いというよりは、話し掛けるようなラップをする人なんですよ。あんなふうにできたらいいなぁと思いつつ、やってみました。

古川小夏:私は洋楽風にやりました。日本語のラップなんですけど、英語でしゃべっているみたいな感じで。自分をめちゃめちゃ格好良いアメリカ人だと思ってやっていました。

新井愛瞳:私はとにかく感情を込めようと思いました。「リスペクトーキョー」の時に、天才棒ラッパーっていう肩書きが付いたので…棒読みラッパーっていう。

仮歌を聴いて、こんな言い回しもあるんだななんて勉強しつつ、失恋ソングなので気持ちが入れやすいし、自分が好きだったアーティストが引退しちゃったらこういう気持ちになるんだろうななんて思いながらやっていました。キミロスのキミを自分なりに置き換えて。

――対して、歌い上げるパートを担当しているお二人ですが、感情を込めやすい歌詞ですよね。

関根梓:一番と二番で同じフレーズが出てくるんですけど、同じ表現で繰り返していても駄目じゃないですか。最後に盛り上がりを持ってこないといけないので、抑えるところは抑えて歌うのが難しかったですね。一番は裏声で抑えて、二番は地声でみたいな歌い分けには今でも苦労はしていますけど、歌っていて今までとは違った楽しさがあります。

ロングトーン(声を長く響かせる)が多い曲なんですね。佐保と二人で違ったタイプのロングトーンを表現するのも難しくて、今でも研究中ではあります。普段聴く音楽もちょっと変えてみようかななんて思っているくらいです。

佐保明梨:…そこまで考えてなかった(笑)。

一同:(爆笑)

佐保:今までになかった曲だし、ダンスをがっつり踊った後にソロパートを歌うのは結構きつい曲ではありますね。歌詞も行くぞ!みたいな感じとは違うし、誰かを思って“キミ”なんて歌うことがあまりなかったので、そこは新鮮だなと思います。そこは素直に音の雰囲気に乗っかって、歌おうっていう感じですね。

新井:要はあまり何も考えてない、と。いいよ、いいよ。自分なりにどう歌っているか話してくれれば。二人一緒じゃ、面白くないしね。

――頭で考えるよりは、心で感じて歌っているということですね。

佐保:はい。これから少し頭でも考えようと思います(笑)。

古川:考えなくていい、考えなくて(笑)。すごい思い悩んだ歌い方になっても困るから。