2・5次元ミュージカルなどアニメ原作の舞台で人気を博し、刀剣男士として“紅白”の特別コーナーにも出演した崎山つばさが、映画「クロガラス」(3月9日土より1週間限定レイトショー)、「クロガラス2」(3月30日土より1週間限定レイトショー)シリーズで初主演! 東京・新宿歌舞伎町を舞台にアンダーグラウンドで活躍する解決屋を演じる。
崎山「僕が演じた黒斗はあまり感情を表に出さず、とにかく人間味がないんです。これまでに演じたことのない役柄なので、自分自身への挑戦だなと感じました」
――現場では、舞台と映像の仕事の違いも感じたそう。
崎山「映像のお仕事は、役柄を演じていく中で、キャラクターを見つけていく部分が多いのかなと思いました。舞台でもそういうことはあるんですが、もともとのキャラクターに自分が寄せる割合がほどんどを占めているんです。なので、黒斗を演じながら『こんな過去があったら面白い』だとか、『机を蹴るシーンは彼を象徴するシーンになるかも』と監督と話しながら作っていくことが新鮮で面白い作業でした。同じ舞台で活躍する植ちゃん(植田圭輔)と、言わずとも分かる空気感でお芝居できたことも楽しかったです」
――演じた“解決屋”にちなんで、今自身が解決したいことは?
崎山「家が好き過ぎてすぐ帰っちゃうんですよ。だから、今は周りからあまり誘われなくなってしまいました。ことしはもうちょっと積極的にご飯に行ったり外に出たいですね。それこそ解決屋がいて、部屋の鍵を壊されるだとか帰れない状況に追い込んでくれたらいいんですけど(笑)」
――昨年末は「刀剣男士」として紅白歌合戦の特別コーナに出演。本作では映画初主演。活躍の幅はまだまだ広がりそうだ。
崎山「映画で主演することは、役者を続けていく上で絶対に必要なことだと思っていたので、本当にうれしいです。ただ、まだ実感がないので、公開されたら映画館に足を運んで、見終わった後の余韻や、照明がついた後のお客さんの会話を聞きたいですね。上映後、最後まで劇場に居座っている怪しい男がいたら、間違いなく僕です(笑)。そして、これからは2・5次元という言葉を世界に発信していきたいと思います。それを基盤に経験したことのない仕事をして、新しい自分を見つけたいです」
取材・文=横前さやか
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