NHK BSプレミアムで放送中のドラマ「盤上のアルファ~約束の将棋~」(毎週日曜夜10:00-10:50)。
同作は塩田武士の同名小説のドラマ化で、将棋界を舞台に復活をかけた2人の男の戦いを描く。
玉木宏演じる秋葉は、社会部から文化部将棋担当に異動させられた新聞記者で、将棋初心者だったが、さまざまな出会いを通して将棋に魅了されていく。
そんな秋葉を演じる玉木にインタビューを実施。
共演者とのエピソードや将棋の魅力、放送目前の最終回の見どころを聞いた。
――今回、新聞記者の役を演じられるということで、役作りで苦労した点や工夫したところはありますか?
記者さんのインタビューの仕方はいろんなスタイルがあります。
今まで僕が取材を受けてきた中で、新聞記者の方はレコーダーを使わずにメモを取る方が多かったのですが、最近ではメモを取りつつ録音もして…とダブルスタンバイされている方が多いのでそんな動作を取り入れました。
それに、お話を聞きながら将棋と同じように“先手を考える”。次にする質問も考えながら話を聞くスタイルに見えるよう心掛けました。
そういう風にリアリティーを追求しつつ演じましたが、実際にインタビューをするシーンは多くなかったんです。
なので本当に細かな部分ですが、持ち物などで表現しました。例えばショルダーバッグですが、実際に斜めに掛けてしまうと記者っぽくないから片方の肩だけに掛けてみたり、そういったスパイスを入れていかないと記者らしく見えないのではという不安があったので、小さいことではありますが、気をつけて演じました。
――さらに秋葉は神経質な一面も持ち合わせているという役ですが、演じてみていかがでしたか?
上地(雄輔)くん演じる真田との対比を考えました。
真田の豪快で細かいことを気にしないというスタイルに対して、秋葉は割と几帳面。
なので、家に入ってため息をつく場面でも、ため息をつきながらもなぜか靴をそろえてしまう、そういう細かなことが大切なのかなと思いました。
現場で感じたことをアイデアとして出させてもらうこともありました。
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