徳井義実らが振り返る「人生最高レストラン」放送100回、印象的だった俳優は?

2019/02/23 10:00 配信

バラエティー

「人生最高レストラン」のMCを務める徳井義実と宇賀神メグアナ(C)TBS


徳井「“物差し”のような気がしています」


――100回続いたということで、これまでを振り返ってみていかがですか?

徳井:この番組では本当にあっという間でしたね。それこそ「チューボーですよ!」(1994-2016年、TBS系)の後番組ということでプレッシャーもありましたし。批判は甘んじて受けるしかないな、と思っていました。同時にあんまり気にしすぎてもあかんし、楽に楽しくやらしてもらおう、と思っていたら、あれよあれよという間に100回になったんですよね。

――普段MCとして心がけていることを教えてください。

徳井:普段そんなに仕切ってもないんでね(笑)。仕切ることもあまり得意ではないですが、極力ゲストの人に楽しんで帰ってもらおうと思っています。

――これまでで印象的な回はありますか?

徳井:最近で印象に残っているのは、角野卓造さんです。その回が僕、すごく好きで。角野さんって、お芝居以外のお話とかプライベートがどんな感じなのかとか、あまりイメージがなかったもので。

収録では「この人は本当に食べるのが好きなんやな、こだわってんねんな」って感じるぐらい楽しいグルメの話をしてくださいましたし、熱い思いが伝わってきたんです。そのイメージですごく印象に残っていますね。

――改めて、番組の魅力はどのようなところだと思いますか?

徳井:普通のトーク番組で「何か面白いお話ないですか?」って聞かれると、「面白い話とか下手なんで」とか「何もネタがないです」っていう人もいると思うんです。

でも食べ物なら、みんなが何かを食べて生きてきてると思うので、「何か食べ物の話ないですか?」って聞かれたときに絶対に何か話があるんですね。口下手な人でも、何かしらしゃべることがあるから、その人の何かを知ることができる。そういうところが、この番組のいいところだと思います。

――では、徳井さんと宇賀神さんにとっての“食べる”とは?

宇賀神:私にとって食べることは、生きることです。直結していますね。食べることが大好きなので、旅行しても「これおいしかったな」とか「この子と食べたこれおいしかったな」とか、ご飯の記憶ばっかりなんですよ。

やっぱり食べ物で体って作られているので、今までこういうものを食べてきてこの人は作られているんだ、とこの番組を通して知れることはすごく楽しいです。なので、私にとって生きることは、食べること。さらに誰と食べるかが重要だと、私は思います。

徳井:僕は“物差し”のような気がしています。「この人はこういう風に食べるんや」とか「こういうものを食べるんや」とか。すごくおいしそうに食べる人もいれば、わりとクールに食べる人もいて。食べ物でその人が分かる、そんな物差しのようなものだと思います。