――舞台での共演も多く、強い信頼関係で結ばれているお二人ですが、今回初めてドラマで共演したご感想は?
浦井:優のドラマにゲストで参加させていただくということ自体がとても光栄なことでした。その中で今回の役のように、上下関係がありつつも最後にはきちんとシンパシーを感じ合うというところに「とても愛のあるキャスティングだな」と感じたんです。
「私のおじさん~WATAOJI~」の現場で、優が本当に朗らかに、大きな赤ちゃんみたいにキラキラと楽しんでいる姿を見て、エンターテインメントを作っているんだなと感じました。監督さんやスタッフのみなさんも優しくて、すてきな現場でしたよ。
城田:僕がレギュラー出演しているドラマに、6話という終盤にきて浦井健治先生にご出演いただくことになりました。これまで映像作品ではご一緒したことがなかったのですが、ミュージカルや歌番組などでは一番共演しているので、彼の人となりはよくわかっているつもり。
そんな健ちゃんが演じる神渡は、千葉の心を揺るがす、とてもキーとなる役です。普段、浦井健治に心を揺るがされることなんてないので(笑)、今回は役の上でガッツリ揺るがされてみようかなと思いました。
健ちゃんはとても明るく、かつ何事にも動じない、基本的に自分のスタイルであり続けられる人なので、ふわっとした感じが神渡という役にさらに力を与えてくれていました。
――普段、ミュージカルの現場でご一緒されるのと、ドラマの現場でご一緒されるのと、何か違いはありますか?
浦井:基本的なスタンスは変わらないと思うのですが、映像作品なので、その切り取り方や「こう撮ってほしい」「こう見せたい」という優の思いはさらに強く感じました。
場数も違いますし、よりそういう部分を見られた気がします。頭の回転が速いんですよね、優は。
城田:映像でのお芝居を一緒にやったことがないので、すごく新鮮で、正直初めて一緒にやった時に、ちょっとなんか拍子を狂わされた感があったんです(笑)。
浦井健治が“神渡”として存在していることに、僕が「おおっ」ってなってしまって、芝居からちょっと外れてしまって…。千葉になりきれない瞬間がありました、実は。
浦井:そのシーンを撮っているとき、OKカットになった優の目は「あ、今(役に)入ったな」ってわかりましたよ。
――目を見るだけで感じられることもあるということなんですね!
城田:あると思いますよ! 少なくとも3回共演してきた中で、それぞれまったく違う関係性を演じてきましたけれど、今回の役柄はまた初めてのパターン。
映像で絡むこと自体も初めてなので、きっと視聴者、ファンの方々もまた違った新鮮な感覚で見ていただけるのではないかと思っています。
――第6話にはベッキーさんも出演されますが、城田さんはベッキーさんとはプライベートでも仲がいいとか…。
城田:そうなんですよ! 面白いっていうか、もう笑うしかないですよね(笑)。共通の友人たちにも「ウケる、ベッキーまさかの婚約者役!」ってすぐ報告しましたよ。
浦井:現場で二人の仲の良さがすごくて、まさにツーカーのようでした。「いつから知り合いなんですか」って聞いたら、相当昔からだったみたいで…城田優のことを“城田”って呼ぶ人を初めて見ましたよ(笑)
城田:近い存在すぎて、お芝居するのは本当に恥ずかしかった! 元々、“初めまして”はプライベートで、その後、一緒に仕事をする機会があり…。共通の友人とご飯に行ったり、誕生日会に行ったり、花火大会に皆で行ったり、と昔から仲良くしていたベッキーと、まさかドラマ初共演で婚約者役をやるとは思っていませんでした。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)