――過去をさかのぼっていくストーリーですが、実際の撮影はどういう順番で撮ったのですか?
出会いのシーンからの順撮りではなく、1話を撮ったかと思えば、次は5話といったように、もうバラバラで(笑)。貴大(笠松将)と出会って数年たったシーンの後に、まだ出会ってないシーンを撮ったりしたので、気持ちの持っていき方が難しかったです。
ただ、衣装さんやメークさんに、洋服や髪形、メークなど、ちょっとした変化をつけていただいたり、いろいろな方に助けていただいて、やり抜くことができました。
――平成生まれ、同年代のスタッフと仕事をした感想を教えてください。
監督さん(松本花奈)が年下というのは初めてで、21歳と聞いた時はびっくりしました。ですが、撮りたい映像がご本人の中に明確にあるので、全く迷いがなくて。すごく頼もしい監督でした。
また、皆さんがお互いをリスペクトし合っている現場だったので、お仕事をする上で年齢は関係ないんだなということを改めて感じました。
――役作りはどんなことをしたのですか?
これまでは、相手のせりふが終わるのを待ってから自分のせりふ、というお芝居をしてきましたが、実際、カフェや電車の中で、周囲の会話を聞いたり観察したりしてみると、意外と人って順番通り話すわけではないということに気付いたんです。
「うん」や「はい」という相づち一つとっても、いろんな入り方があるんだなって。だから、今回はあえて会話の途中で割り込んでみたり、タイミングや間の取り方に意識を集中して、リアルさを追求しました。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)