――神代を演じる安田さんの印象はいかがですか?
今はまだ一緒の撮影が少ないんですけど…謎が多い方ですね。お芝居は面白いし、楽しい提案もしてくれるし、引き寄せられるものを持っていらっしゃって「ついて行って良いかな」って思っちゃう人です(笑)。
――安田さん自身も神代のように引き寄せるものがあるんですね。
あると思います。何か持ってますよね。なんていうか…いやらしい人ですね(笑)。
――以前、尾野さんが「経験したことを芝居に反映している」と話していたのを聞いたことがあります。今回はいかがですか?
下積み時代、陽子に似た感覚を持っていたこともあります。お金もなかったし、全ての人を憎いと思ったこともあります。でももちろん人は殺してませんよ!
その気持ちには共感できないですけど、陽子ならそう思ってしまうかもって気持ちは分からなくもないです。経験したことが一番ですが、もちろん作ることもあります。
――水田(成英)監督とは、撮影中どんなお話をしましたか?
監督とは冗談ばっかり言い合っています。こちらがふざけると乗ってくれるんですよ(笑)。変なノリを毎日1回はしています。
――監督は、原作を読んでいると「尾野さんが浮かんだ」とおっしゃっていましたが、それについてはいかがですか?
よくよく考えると「この話に私が合っているんだ」って複雑な思いはありますけど。プラスに考えて、私ならできると思ってくださるなら幸せですし、「全力でやります」って思いますよね。頑張ろっ!
――WOWOWドラマにはどんな印象をお持ちでしょうか?
思い入れが強いです。演じがいがありますし「伝えたい」って思う題材の作品が多いと思います。まだペーペーだった頃の私が「空飛ぶタイヤ」(2009年)で、やりがいのある役を頂けたんですよ。その現場でWOWOWの魅力に引かれました。
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