CS放送のザ・シネマでは、マット・デーモンが孤高のスパイ、ジェイソン・ボーンを演じたアクション映画「ボーン・アイデンティティー」('02年)、「ボーン・スプレマシー」('04年)、「ボーン・アルティメイタム」('07年)のシリーズ三部作を11月に一挙放送。さらにその連動企画として、「アメリカを売った男」('07年)など珠玉のスパイ映画15作品を放送する特集「コードネームを持つ男」を敢行する。
また、その特集にちなみ、スパイの実態と、映画の中でスパイはどのように描かれてきたのかを紹介する特別番組「映画が描くスパイの世界~世界の諜報機関~」を11月2日(火)にオンエア。その制作会見が9月27日に都内で行われ、番組のナビゲーターを務める俳優の草刈正雄が出席した。
映画「0093 女王陛下の草刈正雄」('07年)などでスパイを演じている草刈。スパイ映画については「スパイ映画はかなり見ていますよ。僕らの時代はやっぱり『007』のジェームズ・ボンドですね。最近の作品はちょっと見逃すと、分からなくなっちゃう複雑な映画が多いと思います。でも、今のスパイアクションはすごく進化しているし、『ボーン・アイデンティティー』のようなリアルな感じとか、カメラワークには圧倒されますよね。若い人たちは、そういうのがたまらないんじゃないかな」と語った。“スパイの魅力とは?”の質問には、「庶民とは違った、圧倒的なダンディーさですね。『007』でいえば、魅力的な女性が絡んだり、新しい武器が次々に出てきたりと、男性が好む要素がすべて含まれていると思います」とコメント。「日本で撮影された『007は二度死ぬ』('67年)は、子供のころ見ていて印象的でしたね。そのころは(将来)何になりたいって聞かれたら、『スパイです』って答えていました(笑)」とスパイへの深い思い入れを披露した。
今後もしスパイになったら何をしてみたいかと聞かれると、「3人の子供がいるんですけど、自分の子供をスパイしてみたいですね。思春期なので、今、何を考えているのか分からないので、大変なんですよ」と父親ならではのほほえましい悩みを明かし、会場の笑いを誘った。
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