sora tob sakana初のメジャーアルバムなのに未完成曲でレコーディング。そのワケは?

2019/03/13 06:00 配信

アイドル インタビュー

風間玲マライカ、17歳。「リリースイベントでは、日ごと、回ごとにセットリストを変えて、アルバムの色んな曲を披露したいです」


1つのジャンルに捉われたくない。ツアーも実現したい


結成から5年目。アーティスティックな音楽性は、昨今のアイドルシーンにおいて無二の存在感を放っている。主催ライブ「天体の音楽会」ではアイドルだけでなく、バンドアーティスト、アニソンシンガーらを招いての一大ステージを作り、ジャンルの垣根を越えた音楽の楽しさを見せてくれている。

神崎:1つのジャンルに捉われたくない気持ちはあります。歌も活動もマルチでいたい。昨年、「New Stranger」がアニメ「ハイスコアガール」の主題歌に起用されたことでまた世界が広がったと感じたし、もっとアニメのイベント、バンドさんのイベント、音楽フェスに出ていきたいです。

「『暇』の歌詞は全部アドリブです。作詞、私たち(笑)」


――今後のさらなる飛躍はファンも期待してるところです。どんな曲を歌いたい、どんな活動をしていきたいかを、照井さんとお話されてはいますか?

山崎:してます。この間も照井さんとお話しさせていただきました。

寺口:色々なことにお話しが広がって、結局決まらずじまいでしたけど(笑)。

神崎:以前は与えられた音楽をこなすだけだったんですが、今は考えや気持ちを聞いていただく機会が本当に増えました。

山崎:私は楽しければ何でも良いです。楽しくてやれて、周りを巻き込める大きなことをしたいです。

――アニメの主題歌効果は非常に大きくて、「ハイスコアガール」でオサカナの音楽を知ったというファンも多いようです。人気の高まりに反してですが、まだツアー経験がありませんね。学業との両立もある中ですが、ツアーへの気持ちはどうですか?

寺口:それはもちろん。

神崎:ツアー、やりたいです!

――もしツアーがあるとして、行きたい場所、やってみたい企画はありますか?

山崎:夏の北海道。暑いの嫌いだから、涼しいところに避難したい。

寺口:じゃあ私、冬の沖縄(笑)。やりたいことは、各地のご当地グルメをMC中に食べたいです。グルメを食べたり、グルメを食べたり。

神崎:二度言った(笑)。

「楽しくてやれて、周りを巻き込める大きなことをしたいです」


――実現すると良いですね。3月からはアルバムのリリースイベントが始まります。曲のセレクトはもう決めていますか?

風間:リリイベって曲数が少ないじゃないですか。今回は全て新曲なので、どう披露するか考え中です。アルバムの色んな曲を聞いていただきたいので、できれば日ごと、回ごとに違うセットリストを組みたいと思っています。本当に11曲で1つの物語になっているので、リリイベで聞いて気になったという方は、ぜひアルバムで通して聞いていただきたいです。

寺口:リリイベだけでなく、ツアーで色んな場所を巡れるようになりたいです。今は東京ばかりですけど、地方から足を運んでも惜しくない、遠征する価値があると言ってもらえるように頑張ります。

なお、2019年5月6日をもってグループを卒業する風間にとっては、本作がsora tob sakanaのメンバーとして最後の作品となる。

取材・文:鈴木康道