――6話で、順子に急接近する山下先生に言った「引っ込んでろ!オレんだよ」も、かっこいいと話題になりました。
横浜 すごい敵対心を持って言ったんですが、山下先生には余裕かまされました(笑)。あの場面を撮り終わった瞬間は、2人とも笑ってしまった気がしますね。中村さんはその後ずっと「引っ込んでろ!オレんだよ」とふざけて真似して…。僕のそういう胸キュンシーンは必ず中村さんにからかわれます。僕としては「いやいや、やめてくださいよ」と言うしかない(笑)。
この場面も、普通に考えれば「順子はまだ彼女でもないのに、それ言う?」って感じだけれど、それを言ってしまうのが“ゆりゆり”の一途さ。匡平なりに頑張っているところを、まっすぐ嘘のないように演じたいと思っていました。
――7話のラスト、横浜で順子を長い間ハグする場面にときめいた人も多かったようです。
横浜 あの場面、監督からは「普通のハグじゃなく、そこからさらに気持ちをかみしめて」と言われたので、それを演じるのが難しかったですね。
なんと言っても、抱きしめるときの力のかげんが難しくて、強くしすぎたら深田さんが痛いだろうなぁと思うと…。もともと、僕は0か100かという極端な人間で、8話で匡平が荒れる場面を撮ったときも、指に擦り傷を作ってしまったぐらい。50ぐらいの中間でやめられないんです。
だから、ハグの場面は何回か本番を撮りましたが、テイクが1回終わるごとに深田さんに「大丈夫でした?」と聞いて、深田さんが「痛くないよ、大丈夫」と言ってくれたのでホッとしました。そして、あの場面は横浜の街なかで撮って、歩行者が多い時間帯で、本番終わってみると、通りの向こうで見学している人がたくさんいる!「こんなにたくさんの人が見ていたのか」と衝撃で、恥ずかしかったです。
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