ダメダメだけど可愛い!話題の草川拓弥を直撃!<家売るオンナの逆襲>

2019/03/06 12:00 配信

ドラマ

ドラマ「家売るオンナの逆襲」(日本テレビ系/毎週水曜夜10時〜)で、北川景子演じる三軒家万智にしごかれるダメダメ新人・鍵村洋一。万智をはじめ、テーコー不動産の先輩たちに対して生意気な口ぶりながら、どこか憎めないキャラクターに、初回放送直後から「あの子は誰!?」と話題になった鍵村を演じるのは、メインダンサー&バックボーカルグループ・超特急のタクヤとしても活躍中の俳優、草川拓弥だ。2017年に放送されたスペシャルドラマ「帰ってきた家売るオンナ」で初登場して以来、2年ぶりとなる同作への出演に「すごくうれしい」と語る草川だが、クランクインの前には鍵村のキャラクターに思い悩むこともあったという。そんな彼の背中を押した存在とは? さらに収録現場の雰囲気や「鍵ちゃんねる」の誕生秘話、目前に迫った最終回予想など、作品についてたっぷり語ってもらった。

「よろしくお願いします!」と元気に取材部屋に入ってきた草川撮影=諸井純二


景子姉さんとは定期的にメッセージのやりとりをしてます


――草川さん演じる鍵村洋一は、2017年に放送されたスペシャルドラマ「帰ってきた家売るオンナ」で初登場しましたが、今回の連続ドラマにも出演することになったときはどう感じましたか?

草川:もともとシーズン1のときから、一視聴者として毎週楽しみに見ていたドラマだったんです。なので、まずは自分がそういう作品に出られるのはすごくうれしいことだなという気持ちが大きかったです。テーコー不動産というファミリーに参加できるんだなって。

――キャストの方やスタッフさんなど、シーズン1から続く現場の“チーム感”みたいなものもあったかと思います。すんなり馴染めましたか?

草川:正直言うとそこはちょっと入りづらいというか、自分の中で不安に思う部分はありました。しかも、鍵村のキャラクターがキャラクターなので…(苦笑)。鍵村のキャラクター自体、僕自身もつかむのに時間がかかったんです。というのも、スペシャルドラマの終わりに、鍵村が“住もう君”に魅了されて更正するシーンがあって。なので、今回はどうなってるのかな?と思ったら、また落ちぶれてるじゃないですか(笑)。現実には絶対いないですよね!? 鍵村みたいなヤツって。

――案外いそうって思いながら毎週見てます(笑)。

草川:そうなんですかねぇ? もし鍵村みたいなヤツがいたら、僕だったらぶん殴ってると思います(笑)。なので、撮影に入る前の台本を読んでいる段階から、あまりにキツいキャラだと見てくださる方もいい気がしないんじゃないかという不安があったんです。でも、いざ現場に入ってみたら、監督もやり切っちゃっていいとおっしゃってくださったので、じゃあ、もういいや!って(笑)。いい意味で吹っ切れました。でも本当、役とはいえ大先輩の役者さんたちを相手にあんな生意気な態度をとるっていうのは、芝居とは分かっていてもいまだに気が引ける部分があります。それでもみなさん優しく気を遣ってくださるので、すごくありがたいですね。

――共演者のみなさんも、「鍵村もっとやれ〜!」って感じなのでしょうか。

草川:そうですね(笑)。現場でも、「あれ面白かったね」って言っていただいたり、「鍵村が面白い!」と(北川)景子姉さんがメッセージを送ってくださったりします。実は、鍵村のキャラクターについて思い悩んでいたとき、景子姉さんに相談をしたんです。そのときも「全然大丈夫だよ」みたいな言葉をいただいて。

――それは心強いですね。

撮影の楽しみの一つがキャストの皆さんの素晴らしい差し入れだそう撮影=諸井純二


草川:はい。景子姉さんの後押しもあって、より吹っ切れました。そういうこともあって、景子姉さんとは結構定期的にメッセージのやりとりをしています。

――今では鍵村を楽しく演じられていますか?

草川:楽しいです。もう、自由に、好き放題できるので(笑)。鍵村って、自分で言うのも何ですけど、こういう作品に必要なキャラクターというか、鍵村みたいな奴がいることで面白くなるのかなと思って。特に、今回から床ちゃん(長井短演じる床嶋ゆかり)が入ってきてくださったので、そこがいいコンビになっているのかなって思います。