平手友梨奈らが映画「響 -HIBIKI-」のスペシャルトークショーに登壇! 月川翔監督からサプライズ演出も

2019/03/07 19:05 配信

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映画「響 -HIBIKI-」スペシャルトークショー付上映イベントに登壇した板垣瑞生、平手友梨奈、アヤカ・ウィルソン、月川翔監督(写真右から)

3月6日にBlu-ray&DVDが発売された映画「響 -HIBIKI-」の、Blu-ray&DVD発売記念スペシャルトークショー付上映イベントが、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた。また本イベントには、同映画で「第42回 日本アカデミー賞」新人俳優賞を受賞した平手友梨奈(欅坂46)、アヤカ・ウィルソン、板垣瑞生、そして月川翔監督が登壇し、本編上映前にスペシャルトークショーが開催された。

高い倍率をくぐり抜け集まったファンの前で、久しぶりに顔をそろえたという平手ら。映画公開から約半年を経て再び集結できたことに対し平手は、「久しぶりにお会いできて、とてもうれしいです。本当に久々ですが、凛夏は凛夏だし涼太郎は涼太郎だし、監督も監督で(笑)、『響』だなぁと感じています」と懐かしさをにじませた。また、司会からキャスト陣が集まると役の時を思い出すか、との質問が板垣に投げかけられると、「思い出します。皆さんに会うと、やっぱり僕はいじられるんですよね(笑)。でもそうやっていじられることで、懐かしさを感じられてうれしいです。…って気持ち悪くなってないですか? 大丈夫?」と笑いを誘い、会場を和ませた。

そして本作が映画初出演にして初主演となった平手は、先日開催された「第42回 日本アカデミー賞」で新人俳優賞を受賞。改めて受賞後の気持ちについて聞かれると、「まだ全然実感が湧いていないですが、とてもありがたいことだなと受け取っています」と今回の受賞について振り返った。

さらにスペシャルトークショー内では、映画「響 -HIBIKI-」Blu-ray&DVDの豪華版に収録された、メイキングドキュメンタリーの映像を上映。響が文芸部の部室で本棚を倒すシーンや、部員とともに海水浴に出掛けるシーンが映されると、平手やアヤカらは当時を懐かしみながら語り合う様子を見せた。

また、海水浴のシーンについて当時のことを聞かれると平手は、「私(響)が寝転がっていて、凛夏が上から来て視線がかち合うというシーンを、原作で描かれたそのままの角度で撮る、ということがあったんです。そのシーンは印象的でしたし、出来上がったものを見たときには『原作と一緒だ』とうれしくなりました」と、月川監督とともにこだわったというシーンについて言及。一方、アヤカは「砂に埋まっている響ちゃんのTシャツが面白かったんです。埋まっていたので映っていないんですけど、絵柄が変わったTシャツだったので埋めないで皆さんに見せたかったです(笑)」と今だから明かせる撮影秘話を披露した。

さらに、映画「響 -HIBIKI-」に関するイベントが今回をもって区切りを迎えるということで、月川監督から平手らキャスト陣に向けた、メッセージ入りの卒業証書がサプライズで授与されることに。突然の出来事に戸惑いを見せる平手らだったが、さながら高校の卒業式のように一人ずつ名前が呼ばれると、月川監督は感謝を述べそれぞれに卒業証書を手渡した。

最後に月川監督は、「今日のイベントでは板垣くんが爆笑をさらうはずだったんですけど、しんみりしちゃって寂しかったのかな?(笑)。でも映画は楽しんでいってくださいね」と茶目っ気を見せ、それを受けた板垣も「皆さん今日は爆笑をさらえなくて、すいませんでした(笑)。今回で僕らの『響』に関わるお仕事は区切りを迎えますが、作品は永遠だと思うので、これからも皆さんのお力で少しでも次の世代に伝わってくれたらうれしいです」とコメントを寄せた。

またアヤカは、「『響』は本当にいい映画です。今回が大きなスクリーンで観られる最後の機会だと思いますので、身体全身で味わって楽しんでいってください」と訪れた観客に向けて笑顔でメッセージを。そして最後に「『響』を観て、響のことを好きになってくださったら、とてもうれしいなと思っています。今日はありがとうございました」と平手からのメッセージをもって、スペシャルトークショーは締めくくられた。

映画「響 -HIBIKI-」は、「マンガ大賞2017」で大賞を受賞した、柳本光晴作のマンガ「響」を映像化した作品。一人の天才少女・鮎喰響(平手友梨奈)が処女作「お伽の庭」を文芸誌に送ったことをきっかけに、文学界はその才能から与えられる衝撃に様相を変えていく。そのBlu-ray&DVDが3月6日に発売され、豪華版につく特典ディスクには本編ビジュアルコメンタリーとメイキングドキュメンタリー、完成披露舞台挨拶などの様子が、2枚にわたり収められている。