11月14日(日)まで東京公演中の舞台「りんご 木村秋則物語」の公開抜きげいこが東京のル テアトル銀座で行なわれ、出演者の長野博、佐藤江梨子、浅野和之が囲み取材に応じた。
同作は、りんごの無農薬栽培に成功した木村秋則氏の生き様とその家族の姿を描く実話を基にした舞台。1969年に婿入り縁談でミチコ(佐藤)と出会ったアキノリ(長野)は、りんご栽培の農家として生きていくことを決意。そんな中、アキノリは、家族の健康が農薬によってむしばまれていく姿を目の当たりにし、農薬を使わない“無農薬栽培”で、りんごを栽培しようと試みる。
アキノリ役の長野は「雨の日でも長靴を履く機会がないので、久しぶりに履きましたね。これはこれで、ラフ(な格好)で汚れを気にしなくていいんで、いいですね」と農家スタイルに好印象な様子。一方、佐藤は「青森っぽくないっていうか、りんご畑っぽくないって言われて、いでたちが都会っぽいって…」と自虐的な発言をするが、長野がすかさず、「スタイリッシュなんで…」と夫役らしく妻を優しくフォロー。また、“野菜ソムリエ”の資格を持つ長野は「スケジュールにちょっと余裕があったので、資格をとろうと思って去年取りました。食べるのが好きなので、食関係で資格を取ったら面白いかなと思いまして」と取得までのいきさつを明かす。それを聞いた浅野は「野菜ソムリエっていうのを初めて聞いた。ワインのソムリエでしたら聞いたことあるんですけど。これから、じっくりと野菜ソムリエについて語っていただきたい(笑)」と興味を示し、佐藤も「本当にグルメな人で、『おいしいお店、知ってますか?』って聞くとレストランの名前が出てくる、出てくる!」と長野に尊敬のまなざしを向ける。
物語の主人公である木村氏が作るりんごを取り寄せて食べたことがあるという長野は「甘さがべたつかないというか、体に染み入るという感じですね。すごくいい感じの食感が、歯ざわりとして残りますね」と“野菜ソムリエ”らしく絶妙なコメントでおいしさを評価した。
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