これまでにない2画面表示のドキュメンタリーで、震災8年の意味を問う

2019/03/08 18:08 配信

芸能一般

2011年と2019年の福島・浪江町を比較する (C)NHK

東日本大震災から8年、2画面ドキュメンタリー「無人の町から8年~福島県浪江町~」が3月8日(金)夜10時よりNHK総合にて放送。震災に見舞われた福島・浪江町の8年前と今とを、同じアングルで同じ風景を切り取り、そこに流れる歳月の意味を問う。

東日本大震災による津波と原発事故で、全域が立ち入り禁止となった浪江町。その直後のありのままを詳細に記録したローカル番組「浪江町警戒区域~福島第一原発20キロ圏内の記録~」があった(2011年5月13日放送)。それから8年、がれきだらけで誰もいなくなったあの映像の土地は、今、どうなっているのかを伝える。

また2年前、町の中心部では避難指示が解除された。人はどれだけ戻っているのかもカメラはとらえる。

海沿いでは大きな堤防や漁港施設などの建設が進み、中心部では「空き家」と「新築の家」と「更地」が混在。大規模な太陽光発電施設や新たな産業団地の設置が進み、一方で、仮置きされた汚染土が大量に積み上がっている。これらの風景の変化を、歳月を越えた同アングルで迫る。