台本を読み、撮影現場で自分が演じて、最後に映像になったものを見た時の印象が、見事に3段階で違った作品でした。特に映像のカット割りなど、西浦監督独特の演出から“絶対正義の世界観”のようなものが描かれていて、ある種、感動すら覚えてしまいました。
回を重ねるごとに和樹の男らしさのハードルが上がっていき、とてもありがたいことでしたが、最後の方は自分にない物を搾り出す感がありました。その成果は私生活にも影響され、足くせが悪くなりました(苦笑)。
撮影期間中はやはり大変でした。でも終わってしまった今、とても寂しい気持ちになっています。
最初はキャストの皆さんについていくのに必死で、皆さんの足を引っ張らないようにとそればかり考えていました。
でも、こんな私にも皆さんが対等に向き合ってくださって現場に行くのが楽しく、次第にやりがいを感じることができました。
(この経験を活かし)女優さんのお仕事はご依頼があればそのつど考えて、自分にできることでしたらやってみたいと思います。
クランクアップの日に、最初の高崎ロケでのシーンを思い出し感慨深くなりました。
私は今回、学生時代の範子と現在の律子の二つの役を演じることができ、一つの作品で違った役を演じる経験などなかなかないことで、思い出に残る作品となりました。
範子の高校生時代の同級生役を演じた女優さんたち、そして大人に成長した同級生を演じた女優さんたち、どちらとも接するという、またとても不思議な気分にさせていただきました。
毎日が刺激的でとても楽しい現場で、本当にあっという間でしたが、充実した日々を過ごさせていただきました。
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