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――作品へはどのような印象を受けましたか?
原作ではなく、昨年(2018年)の公演を見た印象なんですが、やっぱり歌がたくさんあるのがとても印象的でした。私、歌がくるとどうしてもそこに集中してしまうんですよね。あと、裏方目線で見てしまったり。アンの衣装、髪形チェンジが多い印象で、「今どうやって早替えしたのかな?」とか。自分もモーニング娘。で経験しているから、ついそういうところに興味がいってしまって。
――印象的なシーンではどうでしょう?
色々あるんですけど、ダイアナ(アンの親友の少女)にぶどうジュースと間違えてワインを飲ませてしまった場面は、「ええ、どうして!? みんな分かってあげてよ!」って、叫びたい気持ちになりました。「間違えただけじゃん! アンは喜んでほしかっただけなのに!!」って、声は出せないから、心の中ですっごい抗議してました(笑)。ダイアナの酔っぱらったお芝居も面白かったです。
――「赤毛のアン」は、田中さんがこれまで多く経験されてきた2.5次元系のミュージカルとは違う、クラシカルな作品です。そこへの対応で考えられていることはありますか?
その時は自分がアンを演じるという目線で見ていなかったから、対応とかは正直まだ答えにくいんですけど、多分、思っている以上にお芝居の表現は違ってくるだろうなと感じています。悲しい時は悲しい、楽しい時は楽しい、そういう感情を今まで以上に大きく、はっきり表現しないとアンにはならないんじゃないのかなって。今は漠然とそういう風に考えています。
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