――演者としてはモーニング娘。の時から舞台、ミュージカル、映像に声優までこなしているわけで、キャリアとしては十分ではないですか?
どうなんでしょう。1つ良かったと思えるのが、今のタイミングでアンを演じられることです。私が舞台、ミュージカルを見ることに興味を持ち始めたのはここ2、3年のことで、自分がステージに立つことにはすごく意欲があったんですけど、他の方の舞台を見に行くというのをあまりしていなかったんですよ。今は演じるだけでなく、見ることの楽しさも知って、最近たくさんの作品を観劇してるんです。
もし以前の私のままだったら、やる気はあっても、もっと良くしたいと思う気持ちに大きな差があったと思うんです。今は演じるのも見るのも大好きになった分、今まで以上に考えてアンに向かえると思います。カラーが違うから最初は戸惑うに違いないし、色んな壁もあるだろうけど、乗り越えるものがなければ達成感は得られないし、この期間は精一杯ぶつかって、新しい経験をたくさんしたいですね。
――演じられるアンへの印象、ご自分との共通点で何か気付くことはありましたか?
印象は、やっぱり自分とは違うなというところです(笑)。でも、正反対ではない部分もあって、物事を真っすぐに受け止めてしまうところは同じだなと思います。私も昔はストレートに受け止めがちだったんですけど、今は大人になったことで、「そのままでは受け止めないぞ」って、まずワンクッション置くようにしてるんです。でも、本当は今でも素直に受け止めてしまう性格なんですよ。
――こちらからすれば、見ていると元気をくれる性格、お喋りが好きで、お洒落も好きなど、共通点はたくさん感じます。
ありがとうございます。自分では言えないです、そういうのは(笑)。
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