――「れーな100%!vol.4」は、聞きたかった曲がふんだんに盛り込まれた嬉しいセットリストでした。ライブのセルフプロデュースは以前から行っていますが、今回はどのようなコンセプトで組まれたのでしょうか?
今回は私が好きな曲で、皆さんに喜んでもらえそうな曲を入れようと思って、そうしたら自分の持ち歌以外はハロー!プロジェクトの曲になりました(笑)。
私がどうやって曲を選んでいるかというと、まずカラオケでいっぱい歌います(笑)。自分が表現していることを考えて、「懐かしい気持ちになってくれるかな」「乗ってくれそうだな」とかを想像しながらですね。この間はプラチナ期と言ってもらえている時期の曲を入れたかったので、それで「みかん」「恋愛ハンター」「ドッカ~ン カプリッチオ」を組み込んだんです。
モーニング娘。の曲が大好きで歌いたい曲ばかりなんですけど、どうしても人数がいないと歌えない曲があるんですよね。例えば「One・Two・Three」がそうですね。あれを1人で完璧に歌うのは難しいです。そういう中で、これならいけそうというのをカラオケで試してみて、「でも、フルでダンスが付くしなあ」って。すっごい悩んで、結局練習するしかないってなるんですけどね。
――ダンスがあって、ダンサーたちがいてというのは、見ているだけでも楽しいですね。
私が大好きな、尊敬するダンサーの子たちです。新曲の振り付けは基本、DA PUMPのKENZOくんと、今回もダンサーメンバーにも付けてもらって、それを私がチェックします。ダンサーの感覚では格好良くても、見慣れていない人にはこまごましていて伝わりにくい箇所があるんです。そういう箇所を私が付け直して、完成させていきます。私の感覚はお客さんが一緒に楽しめるかどうかで、狭いエリアで手振りだけでも真似できたり、簡単にパッと覚えられるというのを心掛けてます。
モーニング娘。のダンスは独特で面白いから、ライブではそれも見せたくて、「恋愛ハンター」はそれで辿り着いた曲ですね。「ドッカ~ン」は、私の新曲で本編ラストに持ってこられそうなのがまだなくて、だったらモーニング娘。の楽しい曲で締めたいと思って選んだ曲です。「1人で歌い切れるかなあ」って悩んで、また練習です(笑)。振りも楽しいし分かりやすいし、みんなで飛べるのは良いなって。やっぱりハロプロの曲は楽しいですね。
理想はライブのテーマを決めて、自分の曲で物語のあるセットリストを作ることですけど、それにはまだ曲数が足りないので、いずれの目標ですね。
――卒業後の歌も積極的に歌いますよね。他のOGもイベント系では歌いますが、ハロー!プロジェクトコンサート(ハロコン)で後輩の曲を選ぶのは田中さんくらいかなと。
後輩の曲を歌いたいというより、今も昔も、ハロプロの曲に好きな曲が多いんですよ。ダンスの話に戻りますけど、KENZOくんたちが振り付けると全部格好良い、セクシーな振りになりがちなんです。でも、私がライブ全編でそれを表現するのは違うと思っていて。それでハロプロの曲に行き着くというのもありますね。本職のダンサーからしたら、めちゃくちゃ踊りづらいみたいなんですけど、それがキャッチーで面白い、ハロプロのダンスだなって思うんです。
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