荒牧慶彦、心打たれた北園 涼の芝居とは? MANKAI STAGE『A3!』~AUTUMN & WINTER 2019~秋組×冬組×GOD座インタビュー(1)

2019/03/12 18:00 配信

2.5次元

“エーステ秋冬”に出演中の(左から)北園 涼、荒牧慶彦、水江建太、中村太郎、河合龍之介、伊崎龍次郎

熱量の秋組、色気の冬組、プライドのGOD座


――改めて、それぞれの組で“他の組には無い良さ”はどこだと思いますか?

水江:秋組で言うと、“男らしさ”と純粋な拙い“熱量”。熱量は冬組も内側からひしひしと伝わるのですが、素直に出す熱量は秋組のほうが強いんじゃないかな、と。ある意味、素直にぶつかり合っている組だと思います。

中村:全部を発散して伝えるキャラが多いです。あと、一緒にご飯とか行くと、地元の先輩と集まっているみたいで。(水江を見て)「やっぱり秋組だな」って思うよね?

水江:学生感があるよね。

中村:みんなでめちゃくちゃ焼き肉食べたりしました。全員が体育会系ですね。

荒牧:冬組は、“大人の色気、距離感”。キャラクターもストーリーも他の組と比べるとおとなしめだけれども、何か惹かれるミステリアスな雰囲気が魅力だと思いますね。

北園:秋組が“赤い炎”だとしたら、冬組は“青い炎”。一見まとまってなさそうな冬組がひとつになった時の爆発力は、圧倒的だと思います。劇中劇やシーン中での、程よい距離での一体感がステキです。

河合:GOD座は、“プライド”を持っていると見せること。原作では、実はまだそんなに情報が出ていないんです。GOD座がなぜトップの劇団でいられるのかなど、今回舞台に立ってみて発見できたことがありました。まだ劇中でも描かれていないところもあるけど、想像して見てもらえたらと思います。

伊崎:もう…そのとおりです。

全員:(笑)。

――公演中の印象的なエピソードはありますか?

荒牧:先日、丞(北園)の劇中劇での芝居が突然変わって、それがすごく心に突き刺さりましたね。

北園:別れを告げるシーンで、それまでは(荒牧の)顔を見ずに告げていたんですが…ちょっと顔を見たくなったというか。顔を見ながら、「馬鹿野郎」というせりふの言い方も淡々としたものに変えてみたら、また違ったものが生まれました。

荒牧:僕としてはどんどん変えてもらっていいんですが、あからさまに違うアプローチだったので「こうきたか、なるほど」と。