コーセー「雪肌精」が日本のブランドとして世界に向け飛び立とうとしていることにちなみ、羽生選手に「世界で戦うときに意識してることは?」という質問をぶつけると…。
「例えば昨シーズンの『SEIMEI』というプログラムでは日本人らしさ、和の美しさを踏まえた上でどうやって世界に発信できるかを大きなコンセプトにしていましたが、そのプログラムでチャンピオンにもなれたし、世界最高得点という記録を作ることもできました。
和の力、日本人本来持っている伝統の強みというものは世界でも戦える存在だと思っていますので、これからもどんどん生かしていきたいと思っています」と、しっかりとした口調で語ってくれた。
羽生選手が海外へ行ったときに日本人として誇らしく感じるのは「(海外の人が)『こんにちは』『ありがとう』『さようなら』など日本語で話しかけてくれたとき」だという。
羽生選手は、「(海外の方たちは)意外と日本のことを興味深く感じてくれているようなので、簡単な日本語ですけども話してくれたりすると日本人として誇らしく思います。日本人が世界で戦っていくにあたって、美を追求するような芸術的な分野でも戦っていけることを証明することができたらと考えています」と気を引き締める。
雪のように透き通る透明感にこだわる「雪肌精」。そのイメージはフィギュアスケートにも通じる。最後に、羽生選手にフィギュアスケーターとしての“こだわり”を聞いた。
「フィギュアスケートはスピン、ジャンプ、ステップ、スケーティング…など様々な要素が組み合わさっていますが、ひとつひとつの美をシームレスにつなぎ合わせたものが、フィギュアスケートの美の追求だと思っていますし、完璧に完成されたものは素のままの美の追求だと思っていますので、それを非常に大事にしています。
これからも美を追求しつつ、自分のこだわりをさらにこだわり抜いて、世界を相手に戦っていきたいと思っています」と力強く語った羽生選手。
新CMで映し出される羽生選手の至高のスケーティングが私たちの日常に透明感を添え、美しさへのあこがれをかき立ててくれるに違いない。
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