芸能界で輝くことを目指し、既に光っているゲストから極意を聞く「ピカルの定理」が始まって、約1カ月。レギュラー出演者たちによるシャッフルコントでは、それぞれの個性キャラの注目度が上昇中。以前、放送していた「フジ算」('10年4月~9月、フジテレビ)内でも、高い人気を誇ったコントを繰り広げる人気コンビ、ピースとモンスターエンジンに独占インタビューを敢行! お互いの印象やほかの共演者(平成ノブシコブシ、ハライチ、平野綾、大島麻衣、おかもとまり)への思いを聞いた。
――番組は慣れてきましたか?
綾部祐二(以下綾部)「初めに比べれば、数段良くなってるなと。これからもだんだん良くなっていくと思います」
又吉直樹(以下又吉)「だいぶリラックスして…西森くんはせりふも全然覚えてないですし」
西森洋一(以下西森)「ギリ合わせって技を使いました(笑)。ギリ合わせっていっても、3分くらい間に合ってないですが…最後、僕待ちみたいになってしまって。スタッフさんと『5分くらい休憩入るんで、ゆっくりでいいんで覚え切ったら言ってもらえますか?』ってなって。でも、5分も耐えられなく、1、2分でもう大丈夫です!って(笑)」
大林健二(以下大林)「あれ、西森待ちやったんやー」
――でも、間に合ったんですよね?
又吉「最終的にはぎりぎり持って行った感じ(笑)」
西森「リハであまりやってない、動き回るやつで(キングオブコメディ・)今野(浩喜)さんとか思いっ切りたたいてしまって。たたく度にせりふが飛びそうになって」
――お互いの印象はどうですか?
綾部「モンスターエンジンは、一番新鮮というか…不思議な感じですね。西森に関してはほぼおっさんだなって感じがしますね。楽屋に座ってタバコ吸ってるときの感じとか。町工場で働いてた人間同士なんですが、工場の哀愁が…。工場出身の匂いがぷんぷんしてる(笑)」
又吉「西森くんはしゃべりかけてくれるんですが、大林くんがなかなか懐いてくれなくて」
大林「布団買っておくから来いとは言ってくれてるんですが、どんな懐かせ方なのか、ちょっと(苦笑)。まぁまぁ家に遊びに行かせてもらって」
又吉「(家にある大事な本の)何冊かあげる覚悟できてるし」
大林「住んですの大阪なんで、持って帰るのは、ちょっと」
又吉「んじゃ、一冊だけど、めっちゃ重いやつ。遠藤周作の『沈黙』の初版本あげる。署名入りのやつ(笑)」
大林「重みもいかついですね(笑)。ピースの二人は顔は男前なのに、背ちっちゃ過ぎる。きょうあらためて思いました。めっちゃ男前なのに」
又吉「それだけでめっちゃうれしい。こんなとこで言うことじゃないけど、ありがとう」
大林「もうちょっと背高かったら…チビ過ぎますよ」
西森「(平成)ノブシコブシさんは両方まぁまぁでかいし、ややこしい」
――ほかの共演者の印象は?
綾部「ノブシコブシは同期なので、気心知れてるし、一番安心できるコンビ。吉村は『破天荒、破天荒』言ってますが、実際は、北海道からきたガラスのハートを持った少年で。田舎もんのガチガチの状態で、四六時中、背伸びしてるようなね(笑)」
大林「ノブシコブシさんは一緒に番組やるのは初めて。吉村さんは楽屋にいるのと変わらない感じ」
西森「(吉村さんは)無視してもいい先輩(笑)。全部に相づちをうって、全部に話ししてたら、こっちも吉村さんみたいになってしまう(笑)。吉村さんも『おー元気ないねー』って別の人に話し掛けてくから、気にしてないし」
――ハライチは?
綾部「事務所も違って新鮮。『こういう絡み方したら嫌そうな顔するな』っていうような一個一個の絡みが新鮮で。岩井(勇気)とか、テレビでは生意気そうって思ったけど、実際絡んでみて、誤解が解けました! 今では、かわいいやつだなーって」
又吉「シューマイ好きそうって印象。かわいいやつですよ」
西森「非常食ですね。スタジオに閉じこめられて、でられへんくなったときの非常食」
又吉「なんかあったら1発目あいついくでしょうね」
西森「あいつ1人で済みますしね」
大林「『まじっすか? まじっすか?』って言って死んでいくんでしょうね(笑)」
――女性3人は?
又吉「かわいいですね。まだ緊張してしゃべれない(笑)」
綾部「おかもっちゃん(おかもとまり)は、僕と一回り違うんですよ。同じヘビ年で。すごい年下の扱いっていうか、調子狂っちゃう…。平野さんは、仕事歴でいったら一番ベテランでね。かわいいし、第一線でプロでやってるからしっかりしていてね。第一線でやってる人はコントやっても何やってもすげーなってなって。大島さんはしっかりアイドルなのに、距離を感じさせない。7、8年前から知ってたよね。みたいな。人柄でしょうね」
西森「他分野の人とこうやって仕事するのってなかなかないですもんね」
「ピカルの定理」やコントへの思い、これからの野望を聞いたインタビューは後半で。
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