コロンビア“地球最後の秘境”をTBS「世界遺産」が日本のテレビで初撮影!

2019/03/15 14:22 配信

芸能一般

世界遺産・チリビケテ国立公園の貴重映像を2週にわたり放送する(C)TBS

4月7日(日)と14日(日)の「世界遺産」(毎週日曜夜6:00-6:30、TBS系)では、2週にわたり“地球最後の秘境”チリビケテ国立公園の貴重映像を紹介する。

チリビケテ国立公園は、コロンビアの南東部、アマゾン川流域に位置する同国最大の国立公園。広さは日本の四国の1.5倍にあたり、2018年には自然遺産と文化遺産の両方で世界遺産に登録された複合遺産だ。

最近まで反政府ゲリラの拠点となっていたため、撮影不可能だったこの一帯。公園内には非接触民と呼ばれる、文明と隔絶した生活を送る人々が暮らしており、彼らが外の世界と接触しないで済むよう保護するため、一般人の立ち入りは禁止されている。

このような事情からチリビケテ国立公園ではこれまでほとんど調査が行われていなかったが、番組では5カ月かけて撮影交渉を行った結果、条件付きで特別に撮影許可が下りた。日本のテレビとして初めて、世界遺産登録後では世界初となる撮影に成功した。

公園の大きな特徴の一つは、砂岩の大地・テーブルマウンテン(卓上山地)。頂上がテーブルのように広く、山の周囲は高さ300mから500mの断崖となっており、壮大な景観を作り出している。

さらに、先住民が書き残した古い岩絵が断崖に残されており、その数は7万5,000枚を超える。古いものは約1万2,000年前に描かれたもので、かつてアメリカ大陸に渡った人類の中でも最古の痕跡の可能性があるという。

希有な自然景観と、古い人類の記録を併せ持つチリビケテ国立公園の貴重映像が公開される。