劇場版「えいがのおそ松さん」に18歳の6つ子が登場!おそ松役・櫻井孝宏インタビュー前編

2019/03/15 05:00 配信

映画 アニメ インタビュー

作品の内容について「ちょっとファンタジックで心動く、グッとくるようなシナリオ。僕的には『そうそう、こうだよ!』という感じでした」(C)赤塚不二夫/えいがのおそ松さん製作委員会 2019


自然と空気感が出来上がる「おそ松さん」の現場


――皆さん揃ってのアフレコはTVアニメシリーズぶりですか?

櫻井:アニメ以外の収録で会うことはありましたけど、アフレコで勢揃いは本当に久しぶりでした。でも、何の感慨もなかったですね(笑)。全く普段通りです。「久しぶり!」「頑張ろうぜ!」みたいなのは一切なかったですけど、逆にそれがいいんだと思います。変に力んだり、空回ったりしないですし。

おそ松さん」のキャストは集まったら自然と空気感が出来上がる感じ。1クールの作品だと、慣れ親しんできた頃に収録が終わる…ということもあるんですが、「おそ松さん」のようにこれだけ長くやっていると、意識せずとも自然にふっと出来上がる気がします。

――キャストさん同士、相手を信頼しているからこその安心感もあるのでしょうか。

櫻井:それは大前提でありますね。頼りがいがありますし、自分自身もちょっと楽しめちゃうような空気感。それくらいの余裕を持って臨んでいます。

――掛け合いにおいて予想外の返しが来ることも?

櫻井:しょっちゅうありますよ。テストのときから本番さながらの意気込みで臨むんですけど、みんな本番でもうひとギア上げてくるんですよ。そうすると、みんな触発されてさらにグッと上がる。それぞれのスタンス、考え方の違いはありますけど、みんなプロとしてやってきている人たちなので、お芝居に対してのそれぞれの味を現場で見ることができるのは楽しいですね。

――一番近い場所で体感されているわけですからね!

櫻井:最前ですから(笑)。ディスカッションして完成されていく演技を見るのは勉強にもなるし、キャラクターと相まって人となりも見えて面白いです。冗談ですけど、セリフ量が異常に多いシーンとかがあると、「こんな脚本を書きやがって!(笑)」と、冗談を言ったりするんですよ(笑)。

それでみんなが笑って、スタッフさんともコミュニケーションを取ったりする楽しい現場です(笑)。

――櫻井さんはそういったやり取りを一歩引いたところで見ているのですか?

櫻井:そうかもしれない…結構楽をしちゃっています(笑)。

【劇場版「えいがのおそ松さん」で自身の学生時代を振り返る!おそ松役・櫻井孝宏インタビュー後編 へと続く。同記事は3月15日(金)朝11時アップ予定】

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