小島梨里杏、1st写真集でたどり着いた「半分透明、半分自分」の境地

2019/03/22 07:30 配信

芸能一般

1st写真集「半透明」をリリースした小島梨里杏(C)尾木司


半透明<なかば透き通っていること。また、そのさま>。「半透明」とは、女優の小島梨里杏(25)が3月18日に発表した1st写真集のタイトルだ。自身で提案したというタイトル「半透明」に込めた意味や思いを聞いた。

「やってよかったなと思います」。出来上がった写真集を前に、小島はそうシンプルに語った。現在25歳。2001年に芸能活動を開始、現事務所に所属したのは2007年。写真集リリースは年齢的にもキャリア的にも待ち望まれたタイミングに思えるが、小島はあくまで謙虚だ。「年齢的にはなんとなく5で割れるし、節目としてはベストだと思うんですけど、まだまだ“ここまできたぞ!”みたいな気持ちがなかったんです。そんな、私めがいいんですか?みたいな(笑)」。

小島が広く世に認識されたのは、志尊淳、横浜流星らと共演した2014年のドラマ「烈車戦隊トッキュウジャー」。今月27日(水)からは、オフィス上の空プロデュース キ上の空論#10「ひびのばら 」にて舞台初主演、映画「ある町の高い煙突」(6月公開予定)でヒロインを務めるなど女優業は小島のライフワークだ。「女優業に関しては、役柄だったりヒントをもらって、それに寄り添ってきました。感情にせよ、テンションにせよ、自由自在にできないといけない仕事なので、自分を出すというより、何にでも応えられる様に意識して取り組んできました」。

何色にも染まれるという意味だろうか、小島は“女優・小島梨里杏”を「透明」と表現する。そんな女優としてのキャリアを着実に重ねる一方で、近年自分自身を見つめ直す契機が訪れた。「プライベートで写真撮ってもらう機会があったんです。仕事ではなかったので自分では素の自分、何も隠していることはないつもりでカメラの前に立っていたのですが、カメラマンさんから“小島梨里杏のもっと奥を見せて”と言われて、単純に自分ってなんだろう?と考えるようになりました」。

キーワード

関連人物