3/25(月)から28(木)の夜7:30-8:00に、四夜連続で放送中の「ひよっこ2」(NHK総合)! 物語の舞台は主人公のみね子(有村架純)とヒデ(磯村勇斗)の結婚からちょうど2年後。変わらず、ほっこりした日々を送る、「ひよっこ」メンバーの近況報告のような内容になっている。その中でみね子と時子(佐久間由衣)の幼馴染で、就職先の米屋の娘・米子(伊藤沙莉)に振り回されていた三男を演じていた泉澤祐希。物語の設定だけでなく、撮影自体も2年ぶりだったそうだが、現場は何も変わりなく、まるで休日明けのようなナチュラルさで始まったという。
――2年ぶりの「ひよっこ」はいかがでしたか?
嬉しかったです。ホームに帰ってきた感がありました。スタッフさんも変えずにやろうというのが、プロデューサーさんの意向だったので、本当に変わりなくて。「久しぶり」の言葉もなく、「やろ、やろ」と始まって(笑)。みね子と時子、3人でのやり取りも素直に入ることができましたし、茨城弁も長い間演じていたせいか、苦労なしにすぐ話せました。
――今作での三男さんは結婚していますが、変化は?
あんまり成長してないなと感じましたが(笑)、結婚しているので、そういう面では大人になっているのかな? 家である阿部米店では相変わらず、米子とお父さんに振り回されていますが、前よりは言いたいことが言えるようにはなっていると思います。でも、やっぱり振り回されてますね。あんなに振り回されたら、僕自身は耐えられないなーって思うんですけど(笑)。
――でも、みね子と時子、そして奥茨城のお母さんたちにも振り回されていた気がしますよ。
確かに。そうですね。そこも三男の才能ということで(笑)。
――泉澤さんは6歳で子役デビューされて、さまざまな現場を経験されてきましたが、「ひよっこ」の現場ならではの特徴はありますか?
とにかく柔らかいです。卵で例えると目玉焼きじゃなくて、オムレツみたいな感じ。そのせいか、長ゼリフがあっても、長いと感じないんです。普段、長ゼリフがあると“来たな!”と一瞬意識しますけど、「ひよっこ」は一切ない。
――脚本の岡田惠和さんマジックなのでしょうか?
そうかもしれないですね。当て書きというか、一人一人がしゃべりやすいような言い回しを考えてくださっているような気がします。自分だけでなく、相手のセリフもキャッチしやすいですし、それに自分の言葉として返せるので、すごくやりやすいんです。
――泉澤さんにとって、三男はどんな存在ですか?
僕自身、三男が大好きなんです。どこというのではなく、全部好き。演じる時のアプローチはどの役も変わらないんですけど、三男は自分自身にハマったのかな?と思います。だから、ずっと演じることができる。普段は作品が終わると、もう一度すぐに演じるのは難しかったりするんですけど、三男はすぐに戻れる。そういう存在ってなかなかいないと思うので、できることならずっと演じたいですね。
取材・文=及川静
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