個性的な美声が集結! Kalafinaのライブ映像にメンバーも「すごい!」

2010/11/18 16:40 配信

音楽

12月1日(水)に初のライブDVDを発売するKalafinaのHikaru、Keiko、Wakana(写真左から)

独自の音楽性と本格的な歌唱力を誇る3人組のボーカルグループ・Kalafina。梶浦由記のプロデュースのもと、劇場版アニメ「空の境界」の主題歌「oblivious」で'08年にデビュー。ことし3月に発売した2ndアルバム『Red Moon』は、オリコンチャート5位を記録した。そして12月1日(水)、Kalafina初のライブDVD/Blu-ray「Kalafina LIVE 2010 “Red Moon” at JCB HALL」を発売する。

――ライブを振り返っていかがでしたか?

Wakana「もっとやりたかったですね! 自分たちは成長できる、ここで終わりじゃないと確信できたライブでした」

Hikaru「映像では、『ここかっこいいじゃん!』とか、3人のタイミングがよかったところなどが見て取れるんです。見る側としても引き込まれるものがあって、『Kalafinaすごい!』って。お客さんもスタッフさんも、ライブを作ってる全員のすごさというか。単純にKalafinaすごいって言っちゃったけど(笑)、そういうところも全部がすごいなと思いました」

――3人の歌声も個性的です。Wakanaさんは梶浦さんから「悲劇的な歌声」と評されていました。

Wakana「自分でも思いますね、悲劇的だなって(笑)。でも、それがわたしの特徴で、そう言ってくださったのはうれしいことです。学生のころから声楽やゴスペルをやっていたので、Kalafinaでもそういう音楽性を表現させてもらえているのかなと」

――Keikoさんは低音域を歌うことが多いですよね。

Wakana「Keikoはカラオケに行くと普通に高い音程の曲も歌うんですよ。やはり技術があるんだなと」

Keiko「最初は安室奈美恵さんやSPEEDさんにあこがれていたんですよ。その後、尾崎豊さんの音楽に出会って、“歌は魂で歌わなくちゃ!”と感銘を受けて。それからは歌に本腰を入れるようになりました。低音はKalafinaになってから、ほかの2人とハモるために鍛えた部分もあります」

――Hikaruさんはどうでしょうか。透明感のある歌声だと思いますが。

Hikaru「Kalafinaの中ではそういうところを担当していますね。普段はパワーボーカル系もよく聴くので、ガンガン行く感じで歌ったりもします。好きなアーティストはDREAMS COME TRUE、MISIAさん、ビヨンセさんなどです」

――歌声や個性もバラバラの3人でハーモニーを合わせるのは難しいですよね?

Keiko「難しいですね。レコーディングもですが、ライブは特に。曲によっても合わせ方が変わってくるので、相当練習を重ねないと。練習では3人とも録音機を持ってきて、録って、それぞれ振り返りながらまた練習。練習あるのみです」

Hikaru「でも3人だからこそ、表現の幅は広がります。また、精神的な支えになっている部分も大きいです」

Wakana「梶浦さんが作る曲で簡単なものはない(笑)。もうだめだ~と思った時でも、2人がいるから気持ちがアガるという面もありますね」

――話は変わりますが、衣装もステキです! こだわりはありますか?

Keiko「歌の世界観を壊さないような衣装にというのはあります。全体的には、中世ヨーロッパを感じさせるようにしていますね」

Wakana「個人で言うと、わたしはアシンメトリーにするのが好き。Keikoはわりとミニが多いよね」

Keiko「暴れん坊なので(笑)。アップテンポの曲の時は率先して盛り上げ役に徹するので、足元はよく動けるようなデザインが好き」

Hikaru「わたしはセクシーとかわいいを合体させた感じ(笑)? 肩が出ていてセクシーだけど、スカートはふんわりとか」

――ちなみに普段の服装は?

Keiko「わたしは黒ばっかり。ロックテイストをどこかに入れてますね」

Hikaru「わたしは普段も“かわいい+セクシー”な感じ。ミニスカートに柔らかいニットを合わせたりするような」

Keiko「Wakanaは難しそうな色合いや柄でも、難なく着こなしちゃう」

Wakana「そういうのが好きなんですよね。だから似合うのかな? でも“森ガール”にもあこがれます(笑)」

――12月10日(金)、11日(土)には東京・渋谷C.C.Lemonホールで2daysも開催されます。最後に今後の抱負をお願いします。

Wakana「『Red Moon』を経て、新しい挑戦をしながらC.C.Lemonホールに行きたいと思っています。来年も進化し続けます!」

Keiko「来年はことし以上にもっともっと皆さんに会える機会を作っていきたいと思っていますのでよろしくお願いします!」

Hikaru「DVDを発売してからのライブということで、Kalafinaのライブがどんなものか見て頂いてから、楽しみにして来ていただければと思います」