ムロツヨシ「自分の中のMの心が…」“ヤクザの舎弟”となる不幸なサラリーマン役に

2019/03/29 06:00 配信

ドラマ

7月期にテレビ東京系で「Iターン」の放送が決定(C)「Iターン」製作委員会

ムロツヨシ コメント


――「Iターン」の脚本を読んだ時の感想を教えてください。

まず、原作小説を先に読んでから、内田英治監督が書いてくれた脚本を読ませていただきました。映像で説明しづらいところも、内田監督らしい演出になっていて、面白いなと思いました。

ドラマでは、岩切と竜崎というタイプの違うヤクザのバチバチ感や、僕が演じる狛江と、岩切と竜崎の妙な三角関係がより濃くなっているなと。

僕はこの2人にやられ放題なんですけど、「やられてみようかな」とすんなりと入り込める脚本でした。

――狛江という役はいかがですか?

30代前半の頃は“やられる”役が多かったですが、最近は“やられる”よりも、コメディーで人に笑ってもらえる役が多かったので、自分の中に潜んでいるMの心が久々に出てきました。

僕自身、SとM両方持っていると思うのですが、今回はMを全面に出した方がいいなと思って、演じています。

あと、監督からは「サラリーマンは決して楽ではないけど、かわいそうではない」というのを出したいと言われました。役ではありますが、いちサラリーマンとして、そして家族を持った一人の男として、それを背負って演じることを、一番大事にしています。

――視聴者へ見どころやメッセージをお願いします。

「ドラマ24」ならではの、すごいバランスのキャストが集まっています。僕が憧れていた俳優さん、嫉妬するくらい、いいお芝居をするなと思っていた俳優さんたちと、なかなかこういう関係性と役で「会話」ができることがないので、その「会話」を楽しみにしていただきたいです。

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