ムロツヨシ「自分の中のMの心が…」“ヤクザの舎弟”となる不幸なサラリーマン役に

2019/03/29 06:00 配信

ドラマ

7月期にテレビ東京系で「Iターン」の放送が決定(C)「Iターン」製作委員会

内田英治監督 コメント


え、いいの? 本作のお話を頂いたときの感想である。普段は単館系映画界隈で細々と映画を撮っている私に、ドラマの話である。

しかも、12話全話の監督脚本をやらせていただけるという。自分で言うのもなんだが、マニアックである。題材はサラリーマンとヤクザの相棒モノ。さすがテレ東、1ミリも時代と融合していないぞ。

こんなムチャな企画に勇敢に挑戦するのはムロツヨシさん。撮影をご一緒した今だから言うが、すごく人格者だ。演技も繊細だ。多くの裏方と同じように、瞬時に大好きになってしまった。本作には私から、ムロさんへの愛情があふれているはず。

作品の雰囲気としては、往年の角川映画のような作品を目指しました。映画とテレビの融合する場、「ドラマ24」だからこそ出来たドラマ「Iターン」は、間違いなく面白くなっております。

山鹿達也プロデューサー コメント


日本一不幸なサラリーマンを主人公にしたドタバタ奮闘記は、多くの働く人たちの共感を呼ぶと確信しますし、エールとなれば幸いです。脚本・監督は「下衆の愛」で注目を浴びた、中年の鬼才・内田監督にお願いしました。

主人公の中年サラリーマン・狛江には、いまや人気実力ともにピカイチのムロツヨシさん。ダメダメサラリーマンが、ヤクザたちと出会い、中年の危機を乗り越えて自分を取り戻していくさまを、時に笑わせたり、泣かせたり、迫真の演技で魅せています。「俳優・ムロツヨシ」の真骨頂に鳥肌ものです。

そして、ムロさんを翻弄するもう一人の主役・ヤクザの親分・岩切は、あっと驚く方にお願いしました。その他の役にも、主演のムロさんだから、内田監督だからと、一癖も二癖もある豪華なキャストがそろいました。「テレ東のドラマ24」だからこそ成し得た、攻めに攻めまくっている展開と演技派の役者陣の競演に、ぜひご期待ください。

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