TEAM NACS・森崎博之 初挑戦のフィルムコンサートは「笑いのあるコンサートに!」

2019/03/29 17:00 配信

芸能一般

TEAM NACSの舞台に使われた楽曲を、舞台映像と共にオーケストラで楽しめる「NACSYMPHONEY2019 『COLOR~彩り続けた楽曲たちの調べ』」が5月に開催される。自身もコンサートに出演するTEAM NACSのリーダー・森崎博之に、開催に至る経緯や公演の見どころなどをインタビューした。

【写真を見る】“TEAM NACSで一番土の香りのする”と話す森崎博之撮影=玉井美世子


本来の舞台とはまた違ったものを!


――今回はフィルムコンサートという新しいスタイルの舞台ですが、開催に至る経緯を教えてください。

私たちは3年に一度という超ロングスパンで公演をする劇団なので、お客様を待たせに待たせています。通常公演はスケジュールの調整が難しい面もありまして、本来の舞台とはまた違ったものをお届けしようと考えました。

TEAM NACSの過去作の映像と併せて、舞台音楽を手掛けたNAOTOさん率いるオーケストラの演奏で楽曲をお届けする公演です。ゲームやアニメの曲を使ったクラシックコンサートはありますが、演劇では聞いたことないのでは。初の試みですし、面白いものに仕上げたいですね。

TEAM NACSで一番土の香りのする森崎博之が参加するからには、シックかつオシャレに音楽を届けるだけでは気がすまない。いい意味でイベントをかき乱します! クラシック鑑賞も観劇も、経験したことのない人にとっては敷居が高いですよね。私がその敷居を取っ払い、笑いのあるコンサートにするつもりです。さらにせっかくですから、何らかの形でオーケストラにも触れる予定です。

――「触れる」というのは?

演奏で関わりますよ! 音楽監修のNAOTOさんにしてみれば、邪魔な存在になるかもしれませんが(笑)。NAOTOさんはユーモアたっぷりな人で、とにかくトークが面白い! ライブに行くと、半分はしゃべっているほど(笑)。好きな球団は北海道日本ハムファイターズ、好きな食べ物は北海道のスープカレーと北海道愛が強く、我々と出会うべくして出会った人物です。しかもTEAM NACSを応援してくださっていて、『水曜どうでしょう』に関しては大泉洋より詳しいデータを持っている方です(笑)。

NAOTOさんと知り合ったおかげで、私も演出家として舞台で表現できることが広がりました。私が作る芝居は、音楽に助けられているところが大きい。お芝居で人の心を高揚させたり、悲痛な思いを体感してもらうためにも、音楽の力は大事にしている部分です。今回は逆に音楽を、我々の舞台の映像が背後から盛り上げます。ある意味、返礼品のような感じですね。