――クラシックコンサートながら、笑いのあふれる公演になりそうですね。
笑いがほとんどだと思いますよ。チラシに「ゲスト:森崎博之」と書かれていますが、何がゲストだ、これはTEAM NACSのイベントなんだ!と言いたい(笑)。ゲストに甘んじず、ほぼ出ずっぱりでいく意気込みです。TEAM NACSの一員として出る限り、お客さんを“いいコンサートだったね”程度で帰したくない。 “このコンサートを見て、人生が変わった”と言われるくらいじゃないと、足を運んでもらう意味がないんです。
――TEAM NACSを知って観劇の楽しさを知った人も多いですが、この公演でクラシックに目覚める人も出てきそうですね。
それは願ったり叶ったりですね。私は北海道で演劇を流行らせるために、TEAM NACSを始めました。人の心を動かしたいという気持ちは昔から変わりませんし、それが音楽でもできたらうれしいです。
あと、本公演に通い詰めている人が(過去の舞台を)懐かしんでくれるのもうれしいですが、我々の芝居を知らない人にも来ていただきたい。TEAM NACSの舞台をまとめて感じられる機会は、なかなかありませんから。私も音楽に沿って語るだけじゃなく、“我々は愉快な5人組なんだ”ということを紹介したいと思っています。
取材・文=篠崎美緒
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