“チャラめのオレ様”な高校生を演じた佐藤大樹「高1のときにちょっとモテ期が来て…(笑)」

2019/04/02 18:30 配信

映画

映画「4月の君、スピカ。」は4月5日(金)公開(C) 2019杉山美和子・小学館/「4月の君、スピカ。」製作委員会


「衣装のイメージは大事だなと思います」


――漫画原作で特に意識していることはありますか?

原作の中にある意味正解があるというか、これっていうはっきりとしたイメージがあるので、そこに近づけないといけないっていうプレッシャーはありますね。原作ファンの方も多いので、その方々に失礼のないように演じなきゃいけないっていうプレッシャーもあります。

あと、衣装のイメージは大事だなと思いました。杉山先生が描かれる泰陽って、胸元がいつもゆるいんですよ。丸首じゃないし、Vネックでもない。シャツのボタンをいくつか開けてるような。

「いい意味でチャラい、危ない感じが出れば」


――衣装からもキャラクターって想像できますよね。

そう、色も重要ですよね。パーカーの色も5色くらいの中から決めたんですよ。あとは目かな、目はわりと意識しましたね。漫画で描かれている泰陽の目の、少しだけ危険な雰囲気というか、いい意味でチャラい、危ない感じが出ればいいなと思って。原作からはそんなふうにヒントを得ていました。

――赤を泰陽のカラーにしようというのは衣装合わせで決まったんですか?

もう完全に絶対にそうしたいというのがあって。水着のシーンも、僕も最初、深月と同じようなパッツパツの競泳水着で帽子もかぶって…っていう感じだったんですけど、そうじゃないなと思って。

泰陽はちょっと緩めの海パンがいいんじゃないかとか、水から上がったとき髪がパシャッてなった方がいいから水泳帽はかぶりたくないですってリクエストしたりとか。

――赤というのは情熱のイメージからの連想ですか?

そうですね、あとは泰陽=太陽の赤いイメージとか。原作の赤いパーカーのイメージも強かったですし。今回、靴も時計も全部赤にして臨みました。