“チャラめのオレ様”な高校生を演じた佐藤大樹「高1のときにちょっとモテ期が来て…(笑)」

2019/04/02 18:30 配信

映画

「グループにも還元できれば」


映画「4月の君、スピカ。」で宇田川泰陽(うだがわ・たいよう)を演じる佐藤大樹撮影=下田直樹


――今回、FANTASTICS from EXILE TRIBEとして主題歌も担当されています。EXILEのメンバーであり、FANTASTICSでは去年12月にデビューを果たして、アーティスト活動と俳優活動の両立をどう感じていますか?

グループでの活動と俳優とで、モチベーションは全く違っていて。一人で現場に行って俳優として活動するときは、グループの名前を背負ってるし、たくさんの人にこのFANTASTICS from EXILE TRIBEという名前を知ってもらいたい、俳優としての活動をグループにも還元できれば、という気持ちでやってます。

アーティストやってるときは、本当に目の前のお客さんを喜ばせたいとか、僕らの軸としてるテーマとかその曲をパフォーマンスで伝えるということしかないので、モチベーションは全然違いますね。

「めちゃくちゃ申し訳ないという思いがあって…」メンバーへの思い


――俳優活動について、メンバーと話をされることもあるんですか?

グループ活動をするときに自分だけが参加できていない、という環境がすごく多かったので、メンバーに対してはめちゃくちゃ申し訳ないという思いがあって。リハに僕だけいなくて、あとから僕だけ一人で振りを練習したり…。でも、メンバーも僕の思いを理解してくれていて、許してくれてるというか。正直、今はまだ申し訳ない気持ちが多いですね。

――視聴者、観客として見ていたイメージと、実際に演じるのは違いましたか?

全然違いましたね。見ている分にはけっこう普通にポンポン撮ってるんだろうなと漠然と思ってたんですけど、実際やってみると『じゃあ次はこっちの狙いで』『こっちの狙いで』って何回も、しかも毎回新鮮な気持ちで演じなければいけない。最初は、1シーン撮るのにこんなに時間がかかるのか!ってめちゃくちゃ驚きましたね。

でも、それは大変だけどすごくやりがいがあることだとも思いますし、やめられないです。アーティストでは経験できないことをやらせてもらっているという思いもありますし。

――今後も役者としての活動は続けていきたい?

はい!絶対続けていきたいという思いが僕の中では強いです。子供のころから、やっぱりドラマや映画が好きなんですよね。

文=酒寄美智子